今の自分を否定せず自分の言葉にして
開脚前屈にトライ
先日のワークショップでは、「開脚前屈」はプログラムに入っていなかったが
「これができなくて」と悩んでいる方がおられたので
長座前屈のついでにトライしてもらった。
やはり内腿が張って痛くて伸ばせなかったので
座り方と伸ばすところを変えてもらったら
「あ!痛くないです」
そのまま伸ばしただけで「こんなに脚が開いたのは初めて!」
痛いと、その痛みがより強くなることはしにくい。
痛みが軽減したり、なくなればその気にもなりますよね。
体に必要な伸びができる位置に変えただけで
こちらが引っ張ったり、押したりしなくても
ご自分で「嘘みたい!」と言いながら、どんどん自分から力を出して
さらっと「開脚前屈」から脚を後ろに回すところまでできてしまった。
「全然痛くないです!!!」
お顔は隠しているが、この満足感に溢れたお顔は見せてあげたいほど。
こちらまで嬉しくなる。
見た目の先入観は体に大きく影響する。
先入観を持ったまま続けた習慣が長いほど、その習慣からは抜けにくい。
人に寄っては「痛くない」場所を体感して、納得しても
さあ次!となると、途端に今までの使い方に戻してしまう。
体は習慣に馴染むものなんだと思う。
が、それでもあきらめずにトライしていく価値はある。
自分に置き換えても同じことである。
苦手なことがなかなかうまく行かないのは
体が「できない習慣」の持って行き方にしつこくとらわれているからだ。
長年、体を使い試行錯誤している伸びしろが小さい私でも
まだまだ大きく伸ばせるところもあるし
体の先入観を拭いながら、少しずつ変化する。
踊りの経験が浅い方や普段意識して体を動かすことのなかった方の
伸びしろは羨ましいほど大きい。
他の方を見ている間、体に覚えこませるように
何度も何度もトライされていた。
自分自身で考え、体の声を聞いて試行錯誤する習慣は
体を鮮明にしていき、感性が磨かれていく。
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うまさきせつこモダンバレエ研究所
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