坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
体の中心にエネルギーを寄せて出す
「3本の矢」というお話をお聞きになったことはありますよね。
毛利氏だったと思いますが
仲違いばかりしている3人の息子を呼び
3本の矢を見せました。
1本の矢を折ると、訳なく簡単に折れてしまい
3本の矢を折ろうとすると、折ることができません。
1本の矢は弱いが、3本が寄ると強い。
人も同じで協力しなければ、1人で大事を納めることはできない。
と、諭したと言われています。
人の体も同じ。
部分では弱く、力を活かしきることはできません。
そのためにまず中心にエネルギーを集めて、背骨周りをしっかりさせて
そこから、道を作って、力を通すのです。
子供のレッスンなどでは
「大きなエレベーターに乗りました。お客様、奥にお詰め下さい。
このエレベーターは3階婦人服売り場、6階紳士服売り場から屋上庭園まで参ります。
6階紳士服売り場より、新館への連絡通路がございます。」
なんて、背骨をエレベーターに例えて、新館連絡通路を腕にして
体をつなげてみましょう、とやっていましたが
子供はイメージしやすかったようです。
自分がイメージしやすいものに置き換えてみるのもひとつの手です。
写真は美しく伸びのあるアラベスクですが
これも椅子に座ったり、床に寝たりして、エネルギーの流れを意識したものを
応用させています。
バーに脚をかけるのも、ようやっとですわ!という方もいらっしゃるでしょうが
エネルギーの流れをはっきり作ると
「あれっ!詰まって向けなかった方向に向ける!?
きつかったのが楽に伸びてる!」と、
体の部分だけでがんばって、苦しい思いをしてたのが
全体の流れとなってつながり、無理だと思い込んでいたことが
「これいけるかも」
「あ!いい感じ!」
「あらっ!いけてる~!」
となってきます。(時間の経過は個人差がありますよ)
流れの矢印をつけてみようかな、と思いましたが
初めて見る方は、訳がわからなくなりそうなので、またいずれ。
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