姿勢と「丁寧に扱う」意識は一生もの
ごく自然なごく当たり前のこと
昨日はフィギュアスケートの可愛い女の子のパーソナルレッスン。
まだ3回目だけれど、毎日体のことを意識して考えているのが伺えて
いい感じ。
ここでやっているのは難しいことはひとつもなし。
ごく当たり前のことしかしていない。
自分で体が向くように誘導してあげて、「こうすると、詰まらないで長く伸びていくよ」
「そうすると、太~くてがっしりの脚になっちゃうけど、いい?」
「いや~!」
「だよね(笑) 同じことでもこうすると大丈夫」
「リンクに初めに滑りだす時はどうするの?」
脚を上げようとして、軸足を上から下しているので
「後ろの足から前の脚を送り出すと、すーっと滑るよね?」
坐骨からの脚の送り出しを教えると、すぐに覚えて、腿に力を入れずに
とても低い姿勢でも大丈夫になった。
脚を上げようとすると、「脚を上げる」ということに神経が集中して
他の部分はどうでもよくなってしまう。
脚も体幹の延長という感覚で、体が覚えていくには時間がかかるけれど
怪我をしない、自然で強い体ができていく。
体が本来行きたい方向に体を向けてあげる。
体の声を聞いてあげる、というシンプルなことをしているだけだが
たった3回でも、変化が如実にわかる。
体にとっては自然な無理のないことだからだと思う。
「こんなに高く脚が上がったのは初めて!」と
嬉しそうに帰っていく。
脚を上げてるんじゃなくて、伸びる方向に伸ばしただけだよ。
でも体が喜ぶことができたね。
誰だって、目標を持っている人には無限の可能性がある。
自分の体のことを自分の体なのに知らない、
一生懸命だけど、体を感じることができなかったり
どうしたら無理なく使えるかを知らないだけである。
子供は大人よりも自然に近い。
大人だって変わっていくのだから。
どんなふうになってくれるかが、とっても楽しみ。
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