O脚を改善する時に注意すること　　うまさきせつこのボディコントロール

2013年6月9日公開 / 2014年8月22日更新

テーマ：ボディコントロール

コラムカテゴリ：スクール・習い事

コラムキーワード： O脚　改善

O脚を改善する時に注意すること

昨日の研究生とのレッスンで。
かなりの立派なO脚だったYちゃんは
自分でも試行錯誤し、普段O脚とはわからないくらいに
改善されているのだが
最近おかしい。

「坐骨の感覚が薄れてます～」と情けない声を出す。
とてもきれいな張りが出ていたアラベスク（片方の足で立ち、片方を後方に上げる）
も、なんだかしょぼい（☓☓）

体のことについて研鑽を積んでいる子だし、常に自分の体の使い方を
考えて工夫している子なので「直してきます」と言っていたので
この3週ほど様子を見ていた。

昨日見て、あまり長いことほっておくと、感覚が狂ってきそうなので
じっくり見せてもらって、よくわかった。
脚の隙間をくっつけておこうと、内腿をすごく寄せていた。
無意識に腿がモッコリしている。
部分に力が集中していて、つながりがなくなっている。

全身の力の流れが通るように誘導した。
骨盤を寄せて、坐骨と脚の付け根を床と水平になるように
骨の位置を整えて、更に床の方に抜いて、坐骨を中心に寄せた。
足裏も3点が感じられるように踏んでもらい、体全体を
上下に伸ばし、いらない力を抜いた。

必死に寄せなくても、内側の腿、膝、ふくらはぎ、かかとがしっかり付いた。
少し前に出気味だった首もまっすぐに美しくなっている。
別人。
しょぼくなっていたアラベスクも意識するところを手で誘導して直した。
脚が長く、遠くに伸びている。

O脚に限らず、どれもそうだが
「ここを伸ばしたい」「ここを付けたい」の
「ここ」を考えると、そこに無用の力が入ってしまう。
エネルギーの流れは「流れ」←動き続けている。
同じところにとどまらず、流れている。
部分に力をためてしまったら、動きも滑らかにならず
止まっていても、固まっているのである。

無駄な力を抜く。体全体として考える。
体は生き物。
体のエネルギーはとどまらずに流れるのが自然なのです。

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