企業セミナー登壇します
ある会社で、事業承継の話があります。
70歳代の社長は、40代の息子への事業承継を考えています。
息子は専務という形で経営にかかわっていますが、主な仕事は営業です。
息子は会社の人事や労務についてはほとんどノータッチ。
社長が人事労務に関しては対応していました。
先日、社長と専務(息子)がある従業員の給与について話していました。
社長は、評価に見合った給与制度を導入したいようでした。
しかし、専務(息子)はいつも営業でいっしょに行動していてその従業員に対しては好意的に感じているのか、
社長の考えに反対していました。
私は、その話をそばで聞いていました。
そして、提案しました。
「社長、私がご訪問する際は今後はできれば専務も一緒にどうですか」
事業承継というと、どうしても税金や不動産などに目が行きがちです。
そして労務問題が置き去りにされます。
会社は、「ヒト、モノ、カネ」が資産です。
事業承継では、「ヒト」(労務)に関しても、
承継者には早いうちから興味関心を持ってもらう必要があると思います。