相談機関への患者さんの不満
「せっかく」
誰も自分に不都合なことは起こってほしくはないと思っている。
病気もしかり、仕事・学業・対人関係・経済面等々うまくいってほしいと誰もが願って生活していることでしょう。
しかしそうそううまくいかないのも生きていく中では何回も経験することでもあります。
そのときに嘆いたり、憤ったり、諦めたりさまざまですね。
「せっかく~~なのだから」と視点を変えて自分を取り巻く状況・環境を眺めてみるのもひとつかもしれません。
相談に来られて、不都合な状態・状況を除きたいと思うのは自然の気持ちです。
そのためにわれわれも一緒になって援助をします。
しかしよくなっている人たちは不都合な状態・状況を除くことばかりでなく、その人なりに取り入れて葛藤する過程を経て、不都合さと向き合えているように思います。