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コラム
のど元過ぎれば
2014年9月24日
「のど元過ぎれば」
自分の心身に何か不都合なことが起こると、当然何らかの対処を行います。
身体病なら医者に行くなり摂生をするなりして養生に努めるのが一般的には自然でしょう。
そして生体的に数値などを見て回復具合がわかり、大病は別として安堵と同時に身体とのつきあい方を再確認して健康を意識するのが一般的だと思います。
何よりも「苦痛」を回避したいという思いがあるからだと思います。
しかし時がたてばその苦痛よりも嗜好の方が優先しまた身体をいじめてしまうこともまま見受けられます。
それでも身体が直接反応するのでわかりやすいのですが、「こころ」の不都合はどうでしょうか。
身体面に反応しても、生体的には異常が見受けられないことも多いことがあります。
その折は健康を回復し先行きが見通せても、刻々と流れる時間の中での、また年齢ごとの節目・時期においても、その時々の課題やら、人間世界の交錯が生活をしていると現れてきます。
自分自身の灯台・道標の対象、場所を継続的に保持しておくことは生きるうえでとても大切なことだと思うのですが、人間の身勝手さから熱くならなければ意識しないのでしょうか。
その身勝手さが人間関係を希薄にしている一因でもあるのかもしれません。
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