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豊岡市立八条小学校PTA教育講演会「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」

長谷川満

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テーマ:教育・人権講演会

2月7日(土)は兵庫県北部の豊岡市立八条小学校まで講演に行ってきました。



土曜日でも結構、雪が積もっていました。

講演会のテーマは「思春期・反抗期の子どもとのつき合い方」
聞いてくださるのは保護者と教職員の一部の皆さん約60名です。





詩「もし思春期をやり直せるなら」

今日はまず、この詩を読んで思春期・反抗期の子どもへの接し方、対応について一緒に考えて参りたいと思います。



どうでしょうか、皆さん。
この詩のどの部分に共感されたか、参加してくださった方にインタビューしました。

「注意やダメ出しばかりしないで」
「脅したり厳しいことばかり言わないで」
に共感される方が多かったように思います。
どうしても我が子にはそういう言葉が多くなってしまいがちですよね。
よくわかります。

「家庭はラブワゴンで、家族はあいのりメンバーで」
に共感される方もおられました。
ちょうど10代の頃に「あいのり」ご覧になっておられたのだと思います。

思春期の子どもの特徴、接し方

では、次の資料をご覧ください。



1、親に対して批判的になり、矛盾を突くようになる
これはね、精神的に知的に「親を批判する」だけの力がついたと喜ばなあかんのです。
矛盾をつくと言ったって、矛盾を見つけてそこを突けるだけの論理力がないと出来ませんでしょ。
親や先生のいうことをただ鵜呑みにするのではなく、一度自分の頭で考えて「これはおかしい」とか「これはこうちゃうか」とか自分の意見を言えるようになったのは喜ばしいことです。
親を批判してきたり、矛盾を突いてきたら「批判できるようになったんや」「矛盾をつけるようになったんや」と喜んでやるのが本当なんです。

2、あまりしゃべらなくなる。秘密を持つようになる。
中学生になると男子は特にしゃべらなくなります。
親は小学生の時みたいに子どもとしゃべりたいんです。
でももう共通の話題がないんですね。
それで言わなくてもいい言葉「最近、勉強頑張ってるか?」とか、子どもが一番嫌な質問をしてしまって子どもから嫌がられるんですね。
こういう時は「おはよう」とか「おかえり」とか挨拶だけしといて余計なことはしゃべらなくていいんですね。
不思議と18歳になったらまたしゃべるようになりますので、それまではそっとしておいて下さい。



3、自分の部屋で過ごす時間が多くなる。
やっぱり、親はこうなると寂しいんですね。
寂しいからと言って親の方から近づくと嫌がられます。
これも成長だと暖かく見守ってあげて下さい。

4、友人関係を大切にするようになる
ある小学6年生男子がお母さんにこんなことを言いました。
「俺、もうすぐ思春期やから、思春期になったら友達の方が大切になって親とはしゃべらんようになるらしいから、先に謝っとくわ。ごめん。」
するとこの子のお母さんの返しがセンス抜群やったんです!
「お母さんももうすぐ更年期ていうやつに入るらしいから何でもないことにイライラするらしいから先に謝っとくわ。ごめん。」
 思春期とは親離れの時期であり、その時に友達が大切になるのは当たり前のことで、友達がいるからこそ親離れ、自立が出来るということです。

5、外見や能力、周りの目に敏感になり、劣等感を持ちやすい
これは思春期あるあるですね。
下の「思春期の子どもへの接し方」の3番と4番をご覧ください。
3、兄弟や親戚、同級生と較べない。
4、子どものいい所を見る
これを心がけて下さい。

6、親に対する言葉遣いや態度が悪くなる
お母さんのことを「うちのBBA」とか言ったり、本当に言葉使いが悪くなります。
そういうことが言いたい年頃なんですね。
これも大体18歳になったら自然に直るので、それまではあまり目くじらを立てずに好きに言わしときましょう。
またこの時期の子どもは上から命令口調で言われるのを嫌います。
そこで「思春期の子どもへの接し方」の5番、6番、7番を心がけて下さい。
5、「口を出す」愛情ではなく、「そっと見守る」愛情を持つ。
6、「勉強しなさい」等、上から命令口調でものを言わない。
7、強制・管理したりせず、ゆっくりくつろげる家庭にする。



7、言うことが日によって違う。感情が変わりやすい。
もうこの時期の子どもは言うことが本当に日によって違います。
感情が変わりやすいです。
ですからあまり真に受けず「そうか。わかった」と軽く受け流すようにして下さい。
あんまり真面目に受け取るとあとでコロッと変わりますから軽い感じの受け止めでちょうどいいと思います。

自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方

では、次の資料をご覧ください。



最初に申し上げておきますが7つ全部する必要はありません。
この中の一つか二つ、ご自身がこれはいいことだなと共感されるものを心がけてもらえればそれで十分です。
私が考える良い子育てではなくて、皆さんがしたい子育て、皆さんらしい子育てを心がけてもらえればと思います。

1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)
親になりますとついつい子どもに何をしてやれるか、何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに目が行きがちですが、本当は子どもが産まれるときに持ってきてくれた愛や喜びや幸せを「受け取る」ことの方が何倍も大切なんじゃないかと思うんです。
なぜか?
幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
親はね、勘違いしてしまうんです。
親である自分が子どもを幸せにしてやらないと、て思ってしまうんです。
でも逆なんですね。
親が子どもを幸せにするんじゃないんです。
子どもが親にいっぱい幸せを与えてくれているんです。
親は幸せをもらっている側なんですね。
そしていっぱい幸せを貰ったらいいんです。
なぜか?
幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
そうして子どもに幸せをお返ししたらいいんですね。



2、そのままを愛する(変えようとしない)
そのままを愛するとは、ヤンチャな子はヤンチャな子のまま、引っ込み思案な子は引っ込み思案な子のまま、そのままを愛するということです。
一言で言いますと子どもを「変えようとしない」ということです。
それは子どもを良くしようとしないということです。

「欠点もある、ダメなところもある。
だけど、自分はそのままの自分で愛されている。
お父さん、お母さんに。」

何の疑いもなく子ども達が心からそう思えること。
それがどれだけ子どもにとって幸せなことか、わかりますか。
どれだけ嬉しく、自信がつくことであるか、わかりますか。
自信とは究極的には一つです。
「愛されている自信」。
これが自信の根幹にあります。
「そのままのあなたが大好き」
これは親が子どもに贈ることができるプレゼントの中でも最高のものです。
これこそが無条件の愛であり、自己肯定感です。

幸せはなるものではなく気づくもの

子どもは生まれるときに3つのプレゼントを持って生まれてきます。
「愛する喜び」
「愛される喜び」
「愛するもの同士が共に暮らす喜び」
どれも喜びというプレゼントなんですね。

愛するもの同士が共に暮らす喜び
これを別名「幸せ」と申します。
皆さんはこれから結婚される方に「お幸せに!」とおっしゃいますね。
どうしてそう言うのでしょう。
それはこれから愛するもの同士が共に暮らすからです。
皆さんはすでに愛するお子さんと共にお暮らしです。
「幸せはなるものではなく気づくもの」。
大切なのはこれから幸せになろうと努力することではなくて、もうすでに幸せであったと気づくことなんだと思います。



子どもたちが望んでいること

子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育ててもらいたいのではありません。
賢いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
強いお母さんに育ててもらいたいのでもありません。
子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育ててもらいたくてあなたのもとに生まれてきました。
ですからどうぞ欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげて下さい。
だけどママには笑っていてほしい、幸せでいてほしい。
笑うためには許すことが必要です。
誰を?
自分をです。
皆さんにも欠点やダメなところがあると思います。
皆さんはご自分のそのダメなところを責めるのではなく、許して下さい。
そしてご自身を許したように、ご主人やお子さんのダメな部分も許してあげて下さい。
そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
そすいて皆さんが許し合って、笑い合って、幸せに子育てしていかれることを心より願っております。

本日は誠にご清聴ありがとうございました。

質疑応答


質問1)お話をお聞きして、できるだけ子どもたちに任せた方が良いように感じたのですが、うちはよく兄弟喧嘩をするんですね。それで私がよく仲裁に入ったりするのですが、そういうことはせずに、子どもたちに任せて放っておいた方がいいのでしょうか。

長谷川)子育てには大切なことが2つあります。一つは「力を抜くこと」、もう一つは「自分の勘を信じること」です。原則は子育ては力を抜いて、小さいことは気にせず、できるだけ子どもに任せといたらいいんですね。力を抜くとね、心に余裕が生まれて色んなことがよく見えるようになります。「ここは放っておいても大丈夫や」「ここは言うとかなあかん」とかその見極めとかタイミングもわかるようになります。それで「ここは言うとかあかん」と感じたなら自分の勘を信じて介入したらいいんです。
 
質問2)私は朝、子どもにあれ持ったか、これ持ったか、と心配で色々世話を焼いてしまうんですね。もう子どもも大きくなってきたのであまりそういう細かいことは言わないほうがいいんでしょうか。つい、言ってしまうんですが。

長谷川)愛情もね、積極的な愛情と受身的な愛情と2種類あってね。子どもが小さいときは積極的な愛情でいいんですけれど、子どもが大きくなってくれば徐々に受身的な愛情に変わっていかなくてはいけません。受身的な愛情とは「聴く」愛情、「待つ」愛情、「任す」愛情、「信じる」愛情と言ってもいいかな。子どもへの愛もそのように成長していく必要があります。結論を申し上げれば、そんな細かいことは言う必要ありません。学校に忘れていって困ることも勉強です。失敗することも勉強です。その勉強する機会を奪ってはいけません。自分の不安が言わしているんだと自覚すれば、少しは口出しも減ると思いますよ。

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長谷川満
専門家

長谷川満(講演会講師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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