加古川市立東神吉こども園での講演会「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」

長谷川満

長谷川満

テーマ:教育・人権講演会

 9月16日(金)は東神吉こども園で講演会がありました。
 テーマは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」
聞いてくださるのは保護者の方メインで保育士さん数名、給食の職員さん数名、合計35人です。



 ホワイトボードにこんな言葉を書いておきました。

 


     子どもに望むのは親のエゴ、
     子どもの望みに応えるのが愛情

     「いい子より自然な子に」
 


 

お母さんの誕生日に最高のプレゼント

 昨日は長女の誕生日でして、長女の息子 (4)がこんな言葉をプレゼントしてくれたそうです。

 「ママ何でも好きなもの買ってあげるから言いな。」



 望みに応えてあげたい。喜ばしてあげたい。
 そう願うのが愛情ですね。

 私の望みに応えて。私を喜ばせて。私を安心させて。
 そう願うのがエゴですね。

 いい子に育てようとするのは親のエゴなんですね。
 子どもがわがまま言うのも、言うこと聞かないのも自然なことなんですね。
 だから子どもが思い通りにならないのは当たり前で、
 「ま、いっかー」と大目に見て、許してあげるのが子育てのコツですね。
 「いい子ではなく自然な子に」
 そうすると親も心の余裕ができてのんびりゆったり子育てできるんですね。

 

親が子どもを幸せにするのではなく子どもが親に幸せを与えている

 親になりますとついつい子どもに何をしてあげられるか、何を身に付けさせてあげられるかと「与える」ことばかりに目が生きがちですが、本当は子どもが生まれるときに持ってきてくれた愛や喜びや幸せを「受け取る」ことの方が何倍も大切なんですね。
 なぜか?
 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。



 親は勘違いしてしまうんです。
 親が子どもを幸せにしてやらないと、て思ってしまうんです。
 でも逆なんですね。
 親が子どもを幸せにするんじゃないんです。
 子どもが親にいっぱい幸せを与えてくれているんですね。
 そしていっぱい幸せをもらったらいいんですね。
 幸せな親が幸せな子どもを育てます。
 そうして子どもに幸せを返していったらいいんですね。

 

「ママ・・、笑って」3歳の娘の言葉に気づかされて

 3人の子どものお母さんのお話です。
 一番下の子が預けられるようになったので看護師として職場復帰されました。
 ところが復帰してみると忙しくて、忙しくて。
 仕事がある、家事がある、育児がある。
 気がついたら子どもに「早よしなさい、早よしなさい」と怒ってばっかりになっていました。


 
 ある日いつものように子どもたちを叱っていると
 一番下の3歳の娘さんがお母さんの顔をじーっと見てこう言ったんです。
 「ママ・・、笑って。」
 お母さん、その言葉にハッとされました。
 ああ、私は笑う余裕もなくしてしまっていた・・
 もっと心に余裕を持って笑顔で接しられる母になろう。
 そう決意されたお母さんはその日3歳の娘さんを寝かしつけながら謝られました。
 「ごめんね。ママ怒ってばっかりやったね。
  もっと優しいママに変わるからね。」
 そうするとその子が首を振ってこう言ったんです。
 「ううん。そのママでいい。そのママが大好き。」
 
 子どもたちはそのママでいいんですね。
 子どもたちは何も子育ての上手なお母さんに育てられたいわけじゃないんです。
 強いお母さんや賢いお母さんに育てられたいわけでもありません。
 子どもたちはそのままのあなたに会いたくて、そのままのあなたに育てられたくてあなたのもとへ生まれてきました。
 ですから欠点もあるがまま、そのままのあなたで育ててあげてください。
 

自分を許せば家庭に笑顔が生まれる

 ママには笑顔でいてほしい。
 子どもたちはそう願っています。
 笑うためには許すことが必要です。
 誰を?
 自分をです。



 誰にでもダメなところや欠点があると思います。
 皆さんはそこを直すのではなく許してください。
 自分を責めるのではなく自分に優しくしてください。
 そして自分を許したように、
 ご主人やお子さんの欠点やダメなところも許してあげてください。
 そうすれば家庭に笑顔が生まれます。
 そうして許しあって、笑いあって皆さんが幸せに暮らしていかれることを心から願っています。

 

講演後に一人づつ違う詩をプレゼント

 講演後、松任谷由実さんの「やさしさに包まれたなら」の曲に乗せて参加者35人にそれぞれ違う35種類の詩をプレゼントしました。
 皆さん、大変熱心に聞いてくださいました。
 PTA役員さんが謝辞で「親が子どもを幸せにするんじゃない、子どもが親に幸せを与えてくれているんだという言葉に感銘を受けました。そして肩の力を抜いて楽にしていったらいいんだと思えました。」と言ってくださいました。
 「ちゃんと伝わっていたんだ」と嬉しく思いました。
 その後、花束贈呈がありました。

 その後、園長先生からお礼のメールが届きました。
 


 本日は心の温かくなる講演をしていただきありがとうございました。
 保護者の方々に感想を聞いてみると
 「すごく感動しました。」
 「初めから、涙が何回も出てきました」
 「『ま、いっか』で楽になりました」
 といろいろな感想が溢れてきました。
 これからの子育てが楽しく、子どもを愛おしく思いながら過ごしていけたらと思います。
  ありがとうございました。

 


 
 
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 2022年11月 和歌山県橋本市立清水小学校
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長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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