猪名川町立六瀬中学校での講演会「自分の可能性を開く7つの問いかけ」

長谷川満

長谷川満

テーマ:教育・人権講演会

 11月26日(木)は猪名川町立六瀬(むつせ)中学校で1〜3年の中学生の皆さんを対象に講演してきました。

 タイトルは「自分の可能性を開く7つの問いかけ」。





 全校生徒61名なのでソーシャルディスタンスはバッチリです。

 下の資料をもとに具体例を入れながらお話ししました。

 


 
 1、なんのために勉強するの?

 まず、勉強する目的がわからなければ頑張って勉強しようとは思えませんね。
 私が教えている生徒の中には「先生、歴史ってもう済んだことばかり振り返ってるやん。そんな昔のことばっかり振り返ってんと、もっと未来のことを考えた方がいいんちゃうか。」て言う子もいますし、「先生、日本人やったら英語しゃべれんでも日本語喋れたらいいんちゃうか。」て言う子もいます。
 皆さんもそんな風に思うことがあるんじゃないですか。
 
 私の教え子で勉強が苦手で嫌いな子がいたんですけれど「海上保安官になりたい」という夢ができてから頑張って勉強するようになって、昨日「合格しました!」て嬉しい知らせがありました。
 
 「なんのために勉強するの?」は決まった答えがあるわけではありません。その人その人によって違います。「行きたい高校があるから」でもいいし、「看護師になりたいから」でもいい。それは誰かから教えてもらうものではなく皆さんそれぞれが自分で見つけるものです。
 
 心から納得できる答えが見つけられたら、その時皆さんは「させられる勉強」から「自分からする勉強」に変わります。


 2、今までで一番良かった点数は?

 皆さんが小学校、中学校で一番良かった点数は何点ですか?
 その点数が皆さんの本当の実力です。

 皆さんは自分自身についてどんな自己イメージを持っていますか。
 怠け者とか、意志が弱いとか、頭が悪いとか、そういうマイナスの自己イメージを持っているとそのマイナスイメージに添った行動しか生まれません。
 つまり自分のことを「怠け者で意志が弱い」と思っている限り、自分から勉強するなんて行動は起こしません。

 でも、もしですよ。
 新しくやって来た家庭教師が君にこう言ったらどうでしょうか。
 「君は本当はすごく伸びる才能を持っているよ。先生と一緒に〇〇高校目指してみないか。」
 なんか気分いいですよね。
 ちょっと頑張ってみよかな、なんて思うかもしれません。
 良い自己イメージを持てると気持ちが前向きになるんです。

 だからもう一度言いますね。
 「あなたが今までで取った最高得点があなたの実力です。」





 3、楽していい点を取るためにはどうすればいい?

 ”楽”て「楽しい」とも読むでしょ。
 どうしたら勉強って楽しくなるのでしょう。
 筋トレして腕立て伏せできる回数が増えたり、見た目にも筋肉がついてきたら嬉しいしトレーニングするのも楽しくなるでしょ。
 勉強も同じです。
 自分の日々の成長が実感できたら楽しくなって来ます。
 
 皆さん英単語20個覚えるのにどのくらい時間がかかるでしょう? 
 普通の子でも30分くらいはかかると思います。
 でもね。
 単語暗記を繰り返していくと、30分かかっていたものが20分になり、練習を積んでいくと10分くらいで新出単語20個くらい覚えられるようになります。こうなると不思議と覚えるのが苦じゃなくなるんです。
 
 ここで英単語を覚えるコツを紹介しますね。
 
 単語はね。
 4個づつ覚えるようにしてください。
 なぜかと言うと人間が瞬間的に覚えられるのは4個なんです。
 電話番号もクレジットカード番号も4個づつ区切ってあるでしょ。車のナンバーも数字4つです。
 
 だから単語を覚えるときも4個だと1分もあれば覚えられます。 
 そして1分後に書き取りテストをします。
 また新しい4個覚えて、今度は前の分と合わせて8個で書き取りテストをします。
 また次の4個を覚えて、今度は前の8個と合わせて12個で書き取りテストをします。
 10分あればこの覚え方で20個の英単語が覚えられます。

 そうして単語暗記のコツがわかって、暗記能力もついて来れば勉強も楽しんでやれるようになります。
 



 
 他にテスト前の能率的なワークのやり方や、国語の楽して点数を取る授業の受け方をお話ししました。

「7、どうすれば頭が良くなるのかな?」では、自分の可能性、能力を開花させる3条件を紹介しました。
 
 1、楽しんでやる。
 2、没頭してやる。
 3、自分からやる。


 これは部活でも、スポーツでも、ギターでも、ピアノでも、何でも言えます。
 1、楽しんでやる。 2、没頭してやる。 3、自分からやる。
 そうすれば野球でもバスケでも卓球でもギターでも絶対うまくなります。


講演の終わりはこのように締めくくりました。


 人間というものは自分の信じるようになっていくものです。
 自分をつまらない人間だと思うなら、つまらない人間になっていってしまいます。
 自分には力がある。
 自分は必ず素晴らしい仕事を成し遂げる力も根性もあるんだとなんの根拠もなく信じてください。
 そうすれば皆さんはきっと素晴らしい仕事を成し遂げ、幸せな人生を送ることができます。


 講演を聞いてくださった六瀬中学校の生徒の皆さん、ありがとうございます。
 今日の講演が皆さんの学力向上に少しでもお役に立てたなら幸いです。

 林田校長先生、このような機会をくださったこと、心より感謝しております。





         < リンク >

 
 講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
 https://www.kouenirai.com/profile/3820

 システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
 https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm

 教育講演・人権講演のテーマや内容については
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