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コラム

子どもの偏食や発達の悩みは『安心感』と『自己成長力』で子どもの時を待つ

2019年1月8日 公開 / 2021年2月9日更新

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

 初孫のめいちゃんが1月で5歳になります。





 おかげ様で元気いっぱいに育っています。

 お誕生日のご馳走のリクエストは、

 ピーマンのハンバーグと
 玉ねぎのお味噌汁と
 プチトマト

 だそうです。

 あの野菜嫌いなめいちゃんがそんなことを言ったとは・・。
 感動です。

 娘であるめいちゃんのママも心配していましたが
 
 僕はこんな風にアドバイスしていました。

 「モンゴルでは小さい頃はほとんど同じものしか食べないそうやで。それでもあんなにいい体格で元気なんやから。ご飯食べられてたら大丈夫。」

 それで、偏食もそのままに幼稚園に通いだしました。

 幼稚園では給食が出ます。
 もちろん野菜も出ますし、牛乳も出ます。

 ところが!
 あんなに偏食だったのに、幼稚園に通いだしたら給食もちゃんと食べているとのこと。

 「めいちゃん、今日はブロッコリー食べられた!」

 そんな嬉しい報告をママにすることも時々あるようです。

 ただお家では甘えが出るみたいで、偏食が無くなった訳ではないようです。

 それも優しく受け止めてもらいながらのびのび過ごしています。




 
 
 みなさんの中には、お子さんの偏食で悩んでおられる方もあると思います。

 「ちゃんと野菜も食べられるようにさせなくっちゃ。」

 そんな思いで離乳食を作っても、全然食べてくれない我が子に疲れ果てているママも少なくありません。

 乳幼児に偏食があるのは当たり前です。

 あなただって初めて外国に行って、初めて口にするその土地の料理の匂いや味に馴染めないことだってあるでしょ。

 乳幼児は今まで母乳やミルクしか飲んでないのですから、

 他のすべての食べ物は「なんなんこれ?」という感じなんだと思います。

 そのうちに味や匂い、食感にも慣れてきて美味しさもわかってくるんですね。

 僕も小さい頃はウニやかにみそ、いくらなんかは食べられませんでしたが、

 今は大好物です。

 でも、ビタミン不足とかにはならないの?

 母乳やミルクを飲んでいるなら大丈夫。

 あとご飯を食べられているなら大丈夫。

 お米というのはビタミン、ミネラルを含んだとってもバランスのとれた食べ物なんですね。
 
 だから主食になっている訳で、

 それと好んで食べるポテトにだってビタミンはある訳で、

 子どもの間は偏食であったとしても、

 そんなに心配しなくてもいいように思います。





 乳幼児を育てるというのは不安との戦いでもあります。

 子どもによって育てやすい子と、育てにくい子というのがあります。

 育てやすい子も、育てにくい子も、どちらも素晴らしい、良い子です。

 育てにくい子は個性的でユニークで、この世界を変えてくれたり、豊かにしてくれたり、この人間社会をよりよく進歩させてくれる人類にとって宝物のような子ですから、大切に大切に育ててあげてください。面白い子が多いですから、驚いたり、感動したり、とにかく直そうとするのではなく面白がってください。そうすれば子育てがとっても楽しくなります。あなたが親としての幸せや感謝を感じれば感じるほどその子の隠された天分や才能を伸ばすことになります。

 育てやすい子はこの世界を維持し、安定させ、安心で幸せな家庭や社会を作ってくれますので、やっぱり大切に育ててあげてください。そして子どものいる幸せを存分に味わってください。


 
 また言葉が遅かったりすると心配になりますよね。

 でも、余計なことをしなくても大丈夫なんですね。

 言葉が遅くても4歳になって幼稚園に行きだせば普通に喋れるようになります。

 僕には3人の子どもがいますが、一番言葉が遅かった下の男の子が一番偏差値の高い大学に行きました。

 その子にとって一番いい時期に喋り出します。

 その時を待つことが大事です。

 信じて待つことが大事です。



 
 
 トイレトレーニングも子育ての悩みの一つになりがちですが、
 トイレで用を足せるためには「安心感」が大切なんです。
 
 大丈夫だよ。
 失敗しても大丈夫。
 そういうママのスタンスが安心感につながって、
 スムーズに外せるようになります。



 

 子どもを健全に発達、成長させるのは子どもの内にある「自己成長力」です。

 その自己成長力をいかに助けるか、

 自己成長力が働く環境をいかに整えるか、

 それが子育てには決定的に重要です。

 < 自己成長力が働くのを助ける3つの『あ』 >

    あんしん

    あいじょう

    ありのまま


 第一に、子どもも親も安心することが、自己成長力が活発になるためには大切です。

 第二に、親も子もその愛情を伝え合い、感じ合うことが大切です。それは安心感にもつながりますね。

 第三に、親も子もありのままでいいということ。欠点があってもいいし、ダメなところがあってもいい。ありのままでいい。心理学で言うところの「受容」です。これも安心感につながりますね。


 子どもをより良く健全に発達させるためには、子どもの心の中に「良くなりたい」という向上心のようなもの(僕は『善性』と呼んでいます)を引き出す必要があります。その条件になるのが3つの『あ』です。



 ところで5歳になるめいちゃんですが、最近ひらがなやカタカナを書くのにはまっています。
 幼稚園のお友達どうしでお手紙交換のまねごと(紙に覚えたての字や絵を描いたものを封筒に入れて渡す)が流行っているらしく、ひらがなやカタカナに興味を持っためいちゃんは、もうほぼすべてのひらがなを書くことができます。

 一番驚きなのは、ママの携帯でひらがな練習アプリを一人で見つけだし、一人でダウンロードして、一人でそれを見てひらがなを練習して覚えていることです。

 子どもが自分の意思で覚えたいと思って、覚える。

 理解したいと思って理解する。

 出来るようになりたいと願って出来るようになる。

 これこそが、子どもの天才を引き出すコツなのです。

 親は何かを強制するのではなく、子どもに安心感や愛情を与える。
 
 ありのままを受け入れ、受容的に関わる。

 そうすると子どもの内なる自己成長力が働きだし、善性が引き出され、子育ての多くの悩みは解決されます。





         < リンク >

 
 講演会の講演依頼.com|長谷川満 プロフィールページ
 https://www.kouenirai.com/profile/3820

 システムブレーン|長谷川満 プロフィールページ
 https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-7816.htm

 教育講演・人権講演のテーマや内容については
 http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/64075/

 子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
 http://www.hariat.co.jp/ksg/

 長谷川満の見方が変わる相談室
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/448895890.html

この記事を書いたプロ

長谷川満

子どもの自信とやる気を引き出す教育のプロ

長谷川満(家庭教師システム学院)

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