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長谷川満

子どもの自信とやる気を引き出す教育のプロ

長谷川満(はせがわみつる)

家庭教師システム学院

コラム

「甘え」や退行を受け入れられることで幼稚園児の成長は支えられている

2018年5月26日 / 2018年9月25日更新

 孫のめいちゃん(4歳)はこの春から幼稚園に通いだし、その成長には著しいものがあります。

 お友達に譲ることができるようになり、
 順番も守れるようになりました。
 牛乳が飲めるようになり、
 ブロッコリーも人参も食べられるようになりました。
 自分から手も洗うようになりました。

 そんな成長著しいめいちゃんではありますが、
 妹のあずさちゃん(生後3ヶ月)が生まれてからは、
 よりママに甘えるようになりました。



 ママから離れたくない。
 (ママが出産の際、離されたことで少し分離不安が出てました)

 ママに抱っこやおんぶをねだる回数が増えました。

 泣いたり、駄々をこねたりすることが増えました。


 ママから離れたくない気持ちが強かったので、
 幼稚園にちゃんと通えるかなあって心配していました。
 最初の1週間は「幼稚園、行かない」と行き渋ることもあったようですが、
 最近は幼稚園も楽しくなってきたようで、
 ちゃんとママに「バイバイ」と言えるようになってきたようです。

 ホッ。(まずは一安心)

 でも、きっとめいちゃんはめいちゃんで頑張っているんだと思います。

 そりゃあ、まだまだママと離れるのは不安だろうし、
 色々な精神的成長と僕らが捉えていること(お友達に譲る、苦手な牛乳を飲む 等)だって、
 めいちゃんなりに頑張っているんだと思います。

 よし!先生にもママにも褒められるいい子になるぞ!て。

 そうして4歳の子どもなりに頑張っている時というのは、
 わかりやすく言うと、
 無理して自分の精神年齢以上に大人になろうとしているということなんです。
 つまりその子の精神年齢が4歳だとすると、5歳児、6歳児のようになろうとしているということです。

 そこで子どもは多少なりとも無理をしているんです。

 ここを親はわかってやらなければなりません。



 もう4歳だから出来て当たり前ではなくて、
 その子にとっては少し無理しないとできない、勇気のいることだったりするのです。

 そういう無理をして自分の精神年齢以上のことを自分でやろうとしている時には
 その反動で退行(赤ちゃん返り)が起こることがしばしばあります。
 それで子どもは心のバランスを取っているのですから、その甘えをちゃんと受け止めてあげる必要があるのです。

 精神的な成長のメカニズムは以下のように進むと僕は考えています。


 子どもの中に成長衝動(お友達と仲良く遊びたい)が起こる

          ↓

 我儘な心を抑えて順番を守る、友達に譲ることが必要になる
 (心にストレスがかかる)

          ↓
 
 我儘な心を抑えた反動として「甘えたい」衝動が起こる

          ↓

 「甘え」を受けとめてもらうことにより心が満たされ、また頑張れる


 そのうちに精神年齢がその行動(順番を守る、友達に譲る)に追いつき、
 ストレスなくその行動がとれるようになる。


 つまり、成長とはその反動としての退行(甘え)を伴いつつ進むので、
 親はその「甘えの欲求」を十分に満たしてあげることが
 子どもの成長を支えることにつながるということをしっかり理解しておく
 ということが大切です。

 残念ながらこのことはほとんど知られていません。

 頑張って講演で皆さんに伝えていきたいと思います。

 (たつの市立小宅保育所での講演会でお話ししました)
 



 
 皆さんもお子さんが「えらい急に甘えたになったなあ」と感じられる時や「わがままがひどいなあ」と感じられる時は、お子さんが頑張って成長している時だと捉えて、きつく叱ることなく、その甘えの欲求をできる範囲で満たしてあげるようにしてください。

 もしただ「甘えたい」だけであったとしても、その甘えを受け入れてもらえることで子どもの精神は安定し、その子の成長を支えることになります。



 たつの市立小宅保育所の講演会でこのことについてお話ししました。
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/459525152.html


  
        < リンク >

 人権講演のテーマや内容については
 http://mbp-kobe.com/hasegawa/column/64075/

 笑いあり!感動あり!子育て講演については
 http://mbp-kobe.com/hasegawa/service2/

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