親学10か条 その4、子どもを親の思い通りに育てようとしない
パナソニック(旧社名 松下電器産業)の創業者、松下幸之助氏はかつて、このように仰っていたそうです。
「松下電器は電器製品も作りますが、まず人を作ります。」
企業は人なり、とはよく言われますが、松下氏はことの外、人材育成に力を注いでおられました。
「 私には社員が偉く見えました。」
これは、その松下氏の言葉ですが、松下氏は義務教育しか受けておられません。
そんな自分の会社に大学出の頭のいい人が来てくれる、そして会社のために一生懸命仕事してくれる、それは本当に有り難いことだ。そんなふうに感じておられたそうです。
社長から偉いと尊敬され、よくうちに来てくれたと感謝されたなら、社員もがんばって働いたことでしょう。そして“人財”としてよく育ったことでしょう。
子育ても同じです。
私みたいな未熟な親のところに生まれて来てくれてありがとう。
あなたみたいにかわいらしくて愛しい子が来てくれたことが嬉しくて幸せで仕方ない。
私はあなたの親だけど、あなたを尊敬しています。
あなたのその命の輝きに敬意を感じます。
そんな気持ちで育てたなら、いい子に育たないはずがありません。
大リーガーの松井秀喜選手は小さいころ、家の人達から「秀樹さん」と「さん」づけで呼ばれていたそうです。
人は人から尊敬されれば、それに値する人間に成ろうとします。
子どもも同じです。
人は愛されることで、人を愛することを学び、人から尊敬されることで、人を尊敬することを学びます。
大好きな親から、愛され、尊敬され、感謝されて育った子どもは、大きくなって人を愛し、人を尊敬し、人に感謝するようになるでしょう。
子どもの人生を明るく喜びに満ちたものにさせるもの、それは人を愛する心です。
子どもの人生を高貴で美しく夢多きものにさせるもの、それは人を尊敬する心です。
子どもの人生に多くの応援者、協力者を得させるもの、それは人に感謝する心です。
そして、それを子どもにプレゼントすることが私たち親には出来ます。
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