153【家賃改定】家賃値上げ よくある入居者の主張と実務の現実/オーナー側の判断基準 動画6分


2025年に実際に行った「家賃増額調停」の事例②をまとめた動画です。
今回も、
セミナースライドをAIで本文化しています。
そのため、
細かいニュアンスや空気感については動画本編もご覧ください。
テーマは、
「家賃調停は実際どう進むのか」
です。
実際の申立て、
調停の流れ、
相手方の反論、
裁判所の考え方、
継続賃料の計算など、
かなり実務寄りの内容になっています。
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■ 今回の事例
今回の事例は、
法人契約の社宅物件です。
家賃48,000円に対して、
70,000円への増額請求を行いました。
結果として、
・調停3回
・54,500円で合意
・6,500円アップ
・13.5%上昇
という形で終了しています。
費用は、
印紙、
郵券、
郵送費など含めて、
約6,430円でした。
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■ 家賃調停とは
まず重要なのは、
家賃増額は、
いきなり裁判できません。
基本的には、
調停 → 不成立 → 訴訟
という流れになります。
つまり、
まずは裁判所で
「話し合い」
をする制度です。
ここを誤解している人も多いと思います。
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■ 第一回調停
第一回調停では、
・裁判官
・調停委員2名
・申立人
・相手方
が参加しました。
今回の相手方は法人でしたが、
「とりあえず拒否」
という感じでした。
ただ、
実際に話をしてみると、
相場を理解しているわけではなく、
かなり曖昧でした。
調停委員からは、
52,000円〜58,000円くらいでは、
という空気もありました。
しかし、
こちらとしては、
新規賃料70,000円前後、
最低でも68,000円ラインと考えていました。
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■ 相手方の資料
後日、
相手方から資料が届きました。
内容は、
・AI査定
・古い物件資料20件
などでした。
ただし、
・当該物件ではない
・最新でも1年前
・古い成約ばかり
という状態でした。
実務では、
ここがかなり重要です。
家賃相場は、
「今」
で考える必要があります。
特に近年は、
インフレや建築費高騰で、
相場変化がかなり早いです。
数年前の資料を大量に出しても、
実務上はあまり意味がありません。
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■ AI査定について
最近は、
AI査定も増えました。
ただ、
AI査定は参考程度です。
特に、
・エリア平均
・築年数平均
だけで出すと、
実態とズレます。
例えば、
・階数
・方角
・眺望
・設備
・駅距離
・募集時期
などでも変わります。
今回も、
こちらで検索したAI査定では、
63,000円〜71,000円
程度でした。
つまり、
「AIだから正しい」
ではありません。
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■ 継続賃料という考え方
今回、
一番大きかったのが、
「継続賃料」
という考え方です。
これは簡単に言うと、
新規募集賃料そのままではなく、
・現在家賃
・新規賃料
・物価上昇
・契約経緯
などを考慮して、
「現在の入居者ならいくらが妥当か」
を考えるものです。
調停委員からは、
48,000円と72,000円の平均で、
60,000円くらいでは、
という考え方も示されました。
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■ CPI(消費者物価指数)も考慮
動画では、
スライド法、
物価指数についても説明しています。
2015年契約時から、
消費者物価指数は13%以上上昇していました。
つまり、
家賃だけ据え置き、
というのも不自然です。
結果として、
継続賃料58,124円
という試算も提示しました。
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■ 調停の現実
実際にやってみると、
調停は、
理屈だけではありません。
かなり、
「落としどころ」
を探す作業です。
裁判所としても、
完全勝敗ではなく、
「どこで着地させるか」
を重視しています。
そして、
ここが重要ですが、
ゼロ回答、
完全拒否、
放置、
こういった対応でも、
調停や裁判になると、
最低限は動きます。
つまり、
「裁判でお願いします」
と言われても、
そこで終わりではありません。
むしろ、
そこからがスタートです。
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■ 第三回調停で合意
最終的には、
相手方から、
54,500円でどうか、
という提案がありました。
こちらも承諾し、
2025年7月分から、
54,500円で合意しています。
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■ 家賃改定は早めが重要
今回、
改めて感じたのは、
大幅アップは難しい、
ということです。
だからこそ、
1,000円でも、
早め、
細かめに、
継続的に見直すほうが合理的です。
つまり、
一回で全部修正するのではなく、
段階的に正常化していく、
という考え方です。
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■ まとめ
今回の動画では、
実際の家賃調停をもとに、
・調停の流れ
・裁判所の考え方
・継続賃料
・AI査定
・相場資料
・調停の現実
について整理しています。
家賃改定は、
感情論ではなく、
・相場
・資料
・継続賃料
・実務
で考える必要があります。
また、
「調停になったら終わり」
ではありません。
むしろ、
そこからがスタートです。
不動産投資、
家賃改定、
調停、
裁判実務に興味がある方は、
参考になると思います。
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