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能島孝志

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コラム

立場が変わっても、やはりお墓は必要ありませんか?

供養

2018年6月30日 / 2018年7月3日更新

「私が死んだら葬式もいらない」


「お戒名もいらない」


「お骨は海に撒いてくれ!」


近年、このような言葉をときどき耳にするようになりました。


このように言われる親御さんたちからすれば、
息子さんや娘さんのことを考えての言葉なのでしょう。


もしも…?

でもですよ!…


世の中には、病気や事故、また、戦争や災害で、
息子さんや娘さんを亡くされている方もいらっしゃいます。


もしもですよ?!…


葬式も!お戒名も!お仏壇も!お墓も!いらない。
…と言われていた方々の息子さんや娘さんが、
自分たちより先に亡くなったとしたらどうですか?


葬儀も挙げませんか?


家でお仏壇に手を合わすこともしませんか?


お墓も建てず、お骨は海に撒きますか?


きっと、今の考えと違い、きちんと供養されるかも分かりません。


子どもを亡くしたから悲しい。親だから亡くなっても悲しくない。
そんなことはありません。命の尊さは老若男女を問わず、みんな同じです。


自分の大切な家族が亡くなって悲しまない人はいないでしょう。


日本政府の戦後慰霊事業

日本政府は戦後慰霊事業として、海外で戦死し放置されたままになっている、
遺体や遺骨を収集活動をしていますが、まだ完了していません。


戦後70年以上を経過した今なお、帰国できない遺骨があるのです。


また、北方四島にも日本人の墓地があり、いまだに墓参りができない人もいます。


近年では、2011年に発生した東日本大震災の津波の影響で、
依然として見つかっていないご遺体もあります。

そう考えると、お墓があること、お墓参りができることは、
悲しい中でも、極めて幸せなことだと言えるのではないでしょうか。


お骨を海に撒いたら、二度と帰ってこないのですよ。


公営の合葬墓は、何千人、何万人という見ず知らずの人と、
一ところに一緒にお骨を納められてしまうのですよ。


ご先祖様とゆっくり語り合える場所こそがお墓なのですよ。



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