お墓は要る!要らない?(2)「生と死の尊厳」の回復
今年も春のお彼岸の時期がやってまいりました。
お彼岸と言えば、やはりお墓参り。
お墓参りに行くと、気持ちがスッキリするのは何故でしょう?
それは、ご先祖様の供養のためにお墓参りに来てくれたあなたと、
ご先祖様のあなたへの想いやパワーが通じたからだと思います。
…なんて思うのは私だけでしょうか?
古来より先祖供養を大切にしてきた民族である日本人ですが…
「お墓参りは面倒くさい」
「お墓掃除が大変」
「墓地の管理費等で子どもに負担を掛けたくない」
…などなど、一部のマスコミの偏った報道の影響もあり、お墓どころか、
供養の全てが不要なもののように思われているふしがあります。
「葬式はお金が掛かるから荼毘に付すだけ」
「お寺さんを呼ぶとお金が掛かる」
「仏壇を置く場所より子供部屋の方が重要」
もちろん、今の生活や生きている者のことが大事なのは分かります。
欲しいモノ、子どもの教育、老後にお金が掛かるのも分かります。
しかし、人は誰も木の股から生まれてきたのではありません。
両親が居て、その先には父方の祖父母、母方の祖父母、
…と、さかのぼっていけば、とんでもない数のご先祖様。
もし仮に、この中の誰か一人でも欠けていれば、
あなたはこの世に生まれてこなかったのです。
ご先祖様のことを今一度考えてみませんか?
私どもの会社、㈱第一石材を含め、石材関連業種、約1300社が加盟する、
日本最大の業界団体である、(一社)日本石材産業協会の兵庫県支部では、
2014年(平成26年)9月23日(火・祝)に神戸市中央区の神戸国際会館にて、
故小畠宏允氏先生をお招きして『先祖の話』解説講演会を開催いたしました。
残念ながら、小畠宏允先生は、平成30年1月9日にお亡くなりになられましたが、
現在社会に見失われた「生と死の尊厳」を回復したいという想いで、
兵庫県出身の民俗学者、柳田國男氏の不朽の名著『先祖の話』を、
読みやすく『新訂 先祖の話』(石文社)としてリニューアルされました。
『先祖の話』は1946年(昭和21年)に初版が発行され、
亡くなった家族の霊が子孫を見守る「祖霊」になることなど、
日本人の死生観を多くの民間伝承をもとに描き出しています。
その内容をについて、小畠宏允先生に分かりやすく解説していただくことで、
日本人が忘れかけている、日本固有の伝統的な祖霊信仰やお墓や命のことを、
今一度きちんと考えていただくことを目的とした講演会です。
この解説講演会の内容を、その後16のシリーズブログにて掲載いたしました。
お彼岸を機に、以下、再度リンク掲載させていただきますので、
長文となりますが、ご先祖様のことを今一度考えてみませんか?
お墓は要る!要らない?(再リンク掲載)
(1)近年における葬送の変化
(2)「生と死の尊厳」の回復
(3)『先祖の話』解説講演会開催
(4)『先祖の話』①人は死んでも生きている?
(5)『先祖の話』②お墓ってなんだろう?
(6)『先祖の話』③肉体と魂の行き場所
(7)『先祖の話』④ご先祖様を招く方法?
(8)『先祖の話』⑤霊は融合合体できる?
(9)『先祖の話』⑥天皇家の氏神様がどこの家にもあるのはなぜ
(10)『先祖の話』⑦お正月とお盆
(11)『先祖の話』⑧氏神様もボディガードを雇う?
(12)『先祖の話』⑨「ご先祖様」とは誰?
(13)『先祖の話』⑩ご先祖様は何でも聞いてくれる!
(14)『先祖の話』⑪ご先祖様の特性=役割・働き
(15)『先祖の話』⑫お墓で一番大切な部分はどこ?
(16・最終話)『先祖の話』⑬お墓はたたるのか?
いかがでしたか?
本当は、小畠宏允先生の生の講演ならよりベストなのですが、
少しは、自分とご先祖様とのつながりを感じていただけましたか?
ご先祖様をマンガで見える化
また、私たちの業界仲間でもある、茨城県の中野良一さんは、
ご先祖様の大切さを分かりやすいマンガにして発行されました。
「20年後の君につたえたいこと~ご先祖さまからの贈り物」
安易に「墓じまい」をして、ご遺骨を散骨にしてしまったら、
二度と家族の手元にご遺骨は戻ってこないのですよ!
お墓は、自分だけの、家族だけの、
「最高のパワースポット」なのですよ!
一般消費者にとって極めて分かりにくいあらゆるお墓の疑問を、
(一社)日本石材産業協会認定、「お墓ディレクター1級」資格者、
㈱第一石材・代表、能島孝志がズバリ解決いたします。(相談無料)
「墓じまい」でお悩みの方、おられませんか?
私ども、第一石材では、しつこい売り込みや、自宅への訪問営業、
電話での後追いなどは一切いたしておりませんのでご安心ください。
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