「墓じまい」を考える前に読んでほしい物語(7) 「田舎のお墓を訪れて」長坂隆雄さん(78歳)
お墓にまつわるエピソード集「お墓物語」
一見、同じように見えるお墓だが、実はそれぞれのお墓には、
それぞれの思いと数々のエピソードがあります。
全国の墓石を含む石材関連業者約1,300社が加盟する、
日本最大の業界団体である、(一社)日本石材産業協会では、
お墓にまつわる感動的なエピソードを集めた小冊子、
「お墓物語」を、2011年3月に発行いたしました。(非売品)
「お墓物語」を発行するにあたり、作品を募集したところ、
全国各地から数多くの応募作品が寄せられました。
その中から33名の方の作品がこの小冊子に収められています。
涙あり、笑顔あり、驚きありの素晴らしい物語ばかりです。
マスコミ等で「墓じまい」ばかりが大きく取り上げられる昨今において、
「お墓ってこんなに素晴らしいものなんだよ」ということを、
今一度、一人でも多くの人に気づいていただければと思い、
ここに、33話、全ての物語を順にご紹介させていただきます。
これまでに、以下の29作品をご紹介いたしました。
(1)「祖母との出会い」/三浦るるさん
(2)「お墓参りの不思議」/伊東徳久さん
(3)「祖父のお墓で」/水野真由美さん
(4)「おはからい」/漣ほたるさん
(5)「星よりも近く」/倉木敬人さん
(6)「泣き虫」/藤田徹朗さん
(7)「田舎のお墓を訪れて」/長坂隆雄さん
(8) 「祖母の墓を抱きしめて」/梅山太郎さん
(9) 「祖母VS母・お墓バトル」/森下純一さん
(10) 「一片の桜」/咲ママさん
(11)「心の掛け橋 」/棚橋すみえさん
(12)「おじいちゃんがくれたもの」/匿名希望さん
(13)「お墓物語」/寺田聡さん
(14)「温かい土」/渡辺笑子さん
(15)「父の死と我が使命」/匿名希望さん
(16)「孫に引かれて歩む道」/今野芳彦さん
(17)「墓石は語る」/伊東静雄さん
(18)「癒しの園」/加納一馬さん
(19)「家族の縁をつなぐお墓」/ももいちごさん
(20)「プロポーズはお墓で」/仁平井清次さん
(21)「お墓が仲人」/岡部晋一さん
(22)「桜咲く春の奇跡」/サカナさん
(23)「お墓で集うイトコ会」/前田喜久子さん
(24)「墓守娘のつぶやき」/久米早緒里さん
(25)「墓の花筒作り」/山本信之さん
(26)/“「天保」の年号”北山亮司さん
(27)/「祖母の言葉から」/川上さゆりさん
(28)/「我家の記念碑」/石田亘さん
(29)/「119番」/武川文典さん
今回は、京都府在住の田村邦子さんの作品、
「墓の改装」をご紹介させていただきます。
心温まるエピソードを通じて、家族や大切な方との絆や、
命の尊さを考えていただくきっかけになればと考えております。
「墓の改装」/田村邦子さん(64歳・京都府)
お彼岸が近くなると「墓参りに行かないと」と心が騒ぐ。
なぜが分からないが、お墓に手を合わせて、
帰ってくるだけで心がほっとする。
主人の父が町を見下ろせる所にと墓を買い求め、
私たちがそれを引き継ぎ、今に至っている。
お墓参りに行ったとき、
なんかお墓が傾いているように感じた。
胸騒ぎがして仕方がない。
不吉なことが起こるのだろうか。
それからというもの気になると、
悪いことばかりを想像するようになり、落ち着かなくなる。
そんな私を見ていて主人は「お墓を立て直そう、
石屋さんに聞いてみよう」ということになりました。
六年前の話です。
下の二つの石を新しくし、
墓石に建て直した日を刻みました。
主人の名前がそこにくっきりと記されました。
その主人も今はその墓に入っています。
きっと胸を張って先祖に伝えているのでしょう。
誰も褒めてくれなかったけれど、
きっと主人はあの世で褒めてもらっているに違いないと、
私は思っています。
その墓を私は引き継ぎました。
またそれを引き継いでくれることを願って、
子どもたちと一緒に墓参りをしようと思っています。
私は、お墓に行くと主人の名前が刻んであるので、
主人に会えるような気になります。
『お父さん』、声に出さず呼びかけています。
千の風になってという歌があるが、
やっぱり、さまよえるのではなく、
このお墓にいると信じています。
さあ、布雑巾を持ってお墓に行こう。
拭いて綺麗にしてあげることが私の喜びであり、
供養かなと考えています。
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「お墓物語」は、近畿地方の方限定でお送りさせていただきます。
なお、部数に限りがありますので業者の方のお申し込みはご遠慮ください。
~つづく~
次回は、大北和彦さん(43歳・兵庫県)の作品、
「親父が亡くなった日」をご紹介させていただきます。
一般消費者にとって極めて分かりにくいあらゆるお墓の疑問を、
(一社)日本石材産業協会認定、「お墓ディレクター1級」資格者、
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