「大島石墓石」の価格・ランク・品質を徹底解明!(4)大島石墓石は本当に国産?
1.大島石とはどんな石?
石の貴婦人「大島石」
関西で、「国産のお墓と言えば大島石」と言われるくらい有名で、
一般消費者はもとより、石工職人や石材店関係者にも人気の高い石です。
伊予の銘石「大島石」は、瀬戸内海の「しまなみ海道」が通る、
愛媛県・今治市に属す、周囲約50㎞の島、『大島』で採掘される石です。
▲大島石の採石丁場
江戸時代の頃から、美しく堅牢な石として知られていましたが、
その当時は、ごく一部の人のみが知る隠れた銘石でした。
しかし、明治から大正、昭和にかけて、一般庶民がお墓を建てる時代になり、
採石技術の進歩・機械化、切削・研磨などの加工機械の進歩につれ、
使用量が増え、大島石は一躍脚光を浴びるようになりました。
今日では、香川県の「庵治石」と並んで、西日本の銘石として、
信頼と支持を得るとともに、全国的に知られる高級墓石材となっております。
大島石は、岩石分類上においては、花崗岩の一種、深成岩に属し、
その主成分である石英、長石、雲母が、それぞれ微細で均質に含まれています。
自然が創りだした、この偶然性が、美しい青みを含んだ硬くキメ細かな石肌と、
風化に強いという、高級墓石材としての絶対要件を満たしているのです。
建立後の大島石墓石を見ると、なんとも言えない青みをその石肌に漂わせます。
青磁の肌を感じさせる気品は、まさに“石の貴婦人”の名にふさわしいものがあります。
また、他を圧倒する気品、風格は大島石ならではのものです。
▲赤坂迎賓館
細やかな石目で、独特の青みを含んだ石肌を持ち、
国産の花崗岩の中でも、有数の硬さと低い吸水性を誇る大島石は、
何年経ってもその風合いの変化が少ないという石質のため、
墓石以外にも多くの歴史的建造物に使用されてきました。
主なところでは、国会議事堂、赤坂迎賓館、大阪戎橋、愛媛県庁舎などがあります。
【石材物性データ】(大島特級)
・見掛け比重 2.649t/㎥
・吸 水 率 0.111%
・圧縮強度 117.99N/m㎡
・岩石分類 花崗岩
中国でつくられる大島石のお墓
良い大島石のお墓をつくるには、単に原石の良し悪しだけではなく、
大島石の特性をよく知る石工職人が、熟練の勘と匠の技を以て、
丁寧に丹精込めて加工し、大島石の良さを引き出すことが必要です。
しかし、近年においては、長きにわたる景気低迷によるデフレの問題は、
食品や日用品だけではなく、墓石業界においても例外ではありません。
大島石墓石も低価格で販売するために、多くが中国に送られ製品化されています。
問題なのは、本来ならば使えないような粗悪な原石でも、
薬品処理などの“ごまかし加工”を経て墓石となり、数多く販売されていることです。
現在、市場に流通している大島石墓石の約8割が中国でつくられたものです。
……残念ながら製作・販売そのものが、倫理観に欠けるものであっても、
現状では規定法律が無いため、取り締まりの対象になりません。
大島石でお墓をお考えの際には、十分な注意が必要です。
~つづく~
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