最高の銘石「庵治石」と産地の歴史③

能島孝志

能島孝志

テーマ:日本の銘石

「庵治石」の採石風景

~前のコラムからの続きです~

■数千万年の眠りから揺り起こされて世界に冠たる銘石が切り出される。

瀬戸内海の穏やかな気候と豊かな自然に恵まれた四国最北端の半島では、
丁場と呼ばれる採石場から石を切り出す力強い音や、
熟練の技で石に命を吹き込む石工のノミの音が心地よく響いてきます。

この石と魚の町から産出される「庵治石」は、きめ細かな石肌に、
重厚感、色艶、風格があることから、国内でも最高級の石として評価を受けるとともに、
世界的にも注目を集めている屈指の銘石です。

岩石分類表

岩石は3種類に分類され「火成岩」、「堆積岩」、「変成岩」に分かれます。
その「火成岩」の中の「深成岩」に属するのが花崗岩。

そしえ、花崗岩の中の最高級石材が「庵治石」なのです。

時をさかのぼること6500万年前から1億年前の白亜紀後期、
ユーラシア大陸の東の端で火山活動を中心とした激しい地殻変動が起き、
その時地下深くでマグマが冷えて固まり、そして変化した花崗岩が現在の瀬戸内海や中国地方の基盤となったのです。

「庵治石」丁場風景

その後の地殻変動で隆起し地表に表れてきたのが「庵治石」です。
今から2000万年前ほど昔のこと、悠久の時の貴重な贈り物なのです。

「庵治石」について詳しくはこちらまで
http://www.daiichisekizai.com/choose_stones/2010/01/entry_692/
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/
神戸・兵庫・阪神間の“いいお墓づくり”は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ
http://www.daiichisekizai.com/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

能島孝志
専門家

能島孝志(1級お墓ディレクター)

株式会社第一石材

「お墓はどこで建てても同じ!値段もたいして変わらないだろう?」なんて思っていませんか?建ててからでは手遅れです。一般消費者には分かりにくい、お墓の悩みを「1級お墓ディレクター」の能島孝志がズバリ解決!

能島孝志プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

能島孝志プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼