気づけば私の語彙だけ先に国際社会へ旅立っていた

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:この世界、知らんことだらけ

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今朝のニュースで、

「チョルノービリ」

と聞こえてきた。
・・・ゲームの新バージョンかと思った。

( ̄▽ ̄;) ・・・ナンジャ?

調べたらチェルノブイリのことだった。

どうやら日本では4年前から、
ウクライナ語表記に変更されていたらしい。

毎日そんなに真面目に世界を追っていない

最近は地上波テレビをほとんど見ない。
ニュースもネット中心。
NHKワールドニュースやBBCを見る程度。

だから知らなかった。

いや、正確には。

知らなかったというより、
気づいていなかった。

世界は4年前に更新されていたのに、
私は旧バージョンのまま。

私の思想は何も変わっていない

私は別にウクライナ派ではない。
だからといってロシア派でもない。

学校の社会科で習った言葉を、
そのまま使っていただけ。

チェルノブイリ
キエフ
オデッサ

そう覚えた。
だからそう呼んでいた。

ところがある日。

チェルノブイリは、チョルノービリ
キエフは、キーウ
オデッサは、オデーサ

国が表記を変える。
メディアが使う。
辞書が合わせる。
学校が合わせる。

すると何が起きるか。
数年後には私が合わせる。

思想より先に語彙が降伏する

よく考えると、すごいこと。

私の思想より先に、
私の語彙が降伏する。

しかも誰も強制していない。

怒鳴られてもいない。
脅されてもいない。
説得もされていない。

・・・ニュースで数回聞いただけ。

それなのに脳は静かに受理する。

元々、人間は意外と頑固。
政治の話になると揉める。
価値観の話になると戦う。
SNSでは知らない人同士が毎日殴り合っている。

しかし言葉は違う。

言葉は静かに世界を書き換える

地味に変える。
少しずつ変える。
みんなで使う。

・・・すると気づけば定着する。

反対デモも起きない。
ストライキも起きない。

郷に入れば郷に従え理論が発動。

「何だその言葉は?」

と言っている間に、
周囲は全員その言葉を使い始める。

そして半年後には、
本人も使っている。

人類最大の発明はインターネットではなく、
連帯感という空気かもしれない。

福岡でも全国でも同じ

考えてみれば福岡にもある。

昔は普通だった言葉。
若い世代は使わない言葉。
いつの間にか意味が変わった言葉。
いつの間にか消えた言葉。

全国どこでも同じ。

言語は生き物と言う。
確かにそうなのだろう。

誰かが会議室で決める。
メディアが使う。
みんなが真似する。

そしてある日、
昔からそうだったことになる。

私の脳は利用規約に同意していた

結局、
人間は信念で生きているようで、
みんなと同じ辞書で生きている。

今日いちばん驚いたのは、

チョルノービリではない。
国際政治でもない。

私の脳が、
無意識と無自覚のまま
利用規約に同意していたこと。


私は別にウクライナ派ではない。
だからといってロシア派でもない。

・・・学校で習った言葉を使っていただけ。

それなのに今朝、
私の語彙だけ先に国際社会へ旅立っていたことを知る。

ε三╰( 'ω')╯ビューン~~

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鎌田千穂(産業カウンセラー)

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組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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