英検1級道場-2016-3英作文の採点で疑問が残ります
英検合格のための勉強法を、2026年9月6日から9月22日まで、以下の日程で解説しています
リスニングパート④ 09/22
リスニングパート③ 09/20
リスニングパート② 09/18
リスニングパート① 09/16
読解 大問3 09/14
読解 大問2 09/12
英作文 09/10
要約 09/08
単語 09/06
■このレポートは英検1級を使って分析していますが、他の級も基本線では同じなので、参考にしてください
私は、2004-1から2026-1まで67回分の英検1級過去問と英検解答例を持っています。
その中で、現在の形式になった2024-1から2026-1まで7回分の英検解答例を分析しました。
結論を箇条書きにします。
■英作文で高得点を取るために
・基本構成は「序論+理由①+理由②+理由③+結論」の5段落で固定する。
近年の英検解答例はほぼこの形。試験本番で構成を考える時間を使わないことが重要。
・序論で自分の立場を明確にし、3つの理由を先に示す。
たとえば2026-1は、clean waterを基本的人権とすべき理由として public health, economic stability, social equity の3点を最初に提示し、その順番で論じている。
・理由は、できるだけ異なる角度から3つ選ぶ。
Economy、Environment、Health、Technology、Human rights、International relationsなど、重複しない大きな視点を持っておくと強い。
・各段落では「主張→説明→結果」の順に書く。
単に「これは良い」「これは問題だ」で終わらせず、なぜそうなのか、その結果何が起こるのかまで書く。2025-2でも「援助→社会の安定→経済成長→日本にも利益」という因果関係が明確である。
・具体例は有効だが、詳しい知識は必要ない。
英検解答例でも for instance を使った簡単な例が多い。正確な統計や専門知識を無理に覚えるより、誰でも理解できる例を短く入れる方が安全。
・難しい内容より「論理が通っていること」を優先する。
13歳向けに書き換えた英文でも、内容・構成を維持したまま平易な英語で十分に説得力のある文章が作れる。2026-1も、健康→医療費減少→経済、貧困→格差という単純な論理で成立している。
・200~240語なので220~230語を目標にする。
200語ぎりぎりでは説明不足になりやすく、240語ぎりぎりでは超過の危険がある。
・結論では新しい理由を出さない。
序論で示した立場と3理由を短く言い換えて締める。
・使える論理展開(因果関係)をストックする。
「~が増える→経済が活性化する」「~を減らす→政府支出を削減できる」「~を普及させる→環境負荷を減らせる」など、どのテーマにも転用できる因果関係を練習しておく。
・過去問はテーマを暗記するのではなく、「理由の作り方」を研究する。
67回分を見るとテーマは変わっても、Economy、Environment、Technology、Health、Equality、Securityなど、使われる論点は繰り返されている。この「論点の引き出し」を増やすことが最も効果的な対策である。
一点だけ特に強調したいのは、英検1級だからといって、難解な思想や専門知識を書く必要はないということです。近年の英検解答例を分析すると、評価される文章は「難しいことを言う文章」ではなく、明確な立場を示し、3つの理由を論理的に説明し、それを正確な英語で200~240語にまとめた文章だと考えるのが最も実戦的です。
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