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アダルトチルドレンとは?生きづらさ、子育ての悩みがわかるコラム8選、ACの特徴と対策について

近年注目をあびるアダルトチルドレン。アダルトチルドレンの生きづらさや子育ての悩みなどの実態や特徴がわかるコラムをまとめてみました。

家族関係でトラウマを抱えるなど、アダルトチルドレンは親子関係に起因

「自分に自信が持てない」「嫌われるのが怖くて自分を出せない」「人の顔色が気になり疲れてしまう」「何に対しても意味や価値が感じられずむなしい」など、自己否定の気持ちが強く、ありのままの自分を受け入れられなかったり、人との距離感がうまく保てず人間関係でつまずいたり。自分の中に苦しみが積み重なり生きづらさを感じている人は、アダルトチルドレンかもしれません。

アダルトチルドレンは「子どものころ親から暴力をふるわれた」「両親が不仲で居心地が悪かった」「子育てに興味がなくかまってもらえなかった」。あるいは「親の期待が大きく常にいい子を演じてきた」「教育熱心で勉強や習い事、友達付き合いにも口を出してきた」というように、子どもの頃の家庭環境が安全ではなかった、甘えられず家の中に居場所がなかった。または過干渉により人生をコントロールされ自分の意志を持てなかったなど、家族関係にさまざまなトラウマを抱えたまま大人になった状態のことで、病名や診断名ではありません。

アダルトチルドレンは、親子関係に起因することが多く、親自身もアダルトチルドレンの場合があります。そのため、親が自身の子育てに悩んでいることも少なくありません。また、心の穴を埋めるために、アルコールやショッピング、ギャンブルなどの依存症や、過食・拒食といった摂食障害に陥ることもあります。

家族内トラウマにより傷つき、今もなお苦しんでいる人に向けた専門家のコラムを紹介します。

アダルト・チルドレン(以下:AC)とは?

ACは心理臨床にとって大切な概念ですが、各々の理解しやすい部分のみをきりとった記述が少なくなく、誤解も多い状態です。ACは、診断のための医学用語や人を誹謗中傷するレッテルではなく、自らの生きにくさの理由を自分なりに理解しようと努める人がたどりつくひとつの自覚。このACという言葉のおかげで、家族トラウマに早期の人生を翻弄され、その後遺症に悩む人々は、自分に起こっている状態を理解する糸口がつかめるようになるのです。

https://mbp-japan.com/kanagawa/family-ac/column/5060399/

https://mbp-japan.com/kanagawa/family-ac/column/5061335/

アダルトチルドレンは愛着障害か?

幼少期に親との愛着関係が築けず、そこに戻りさえすれば安全に守られる「安全基地」が形成されないと、愛着障害になったりします。ここで出てくる「愛着障害」と「アダルトチルドレン」の違いは、愛着障害は病名、アダルトチルドレンは状態のことを言っています。アダルトチルドレンと向き合うには、「自分で安全基地を作る」「社会的役割と責任を持つ」ことが大切。

https://mbp-japan.com/kyoto/hirokobashi/column/5062544/

アダルトチルドレンから抜け出す3つの手紙

私自身、子どもの頃にお袋から軽いDVを受けていて、大人になってもトラウマとして数年前まで残っていました。NLP(神経言語プログラミング)の講座で「お袋のトラウマ」をテーマにしたワークを行い、「1.批判的な親に対してあなたが書く1通目の手紙」「2.あなたの手紙を読んだ親が書く2通目の手紙」「3.あなたが思い描く理想の親が書く3通目の手紙」を書きました。手紙を書くコツは、本気でその頃の自分や親を演じること。

https://mbp-japan.com/kyoto/hirokobashi/column/5043602/

アダルトチルドレンと子育て

ここで挙げる生きづらさを確認できる「4つのフレーズ」は子どものニーズで、安全感、つながり、自尊感情、貢献感という「社会で生きていく上で欠かせない」ニーズを示しています。子どものニーズをほどほどレベルも満たせなかった環境であれば、虐待がなかったとしてもそれはやはり機能不全状態の家庭です。でも、親はみんな子育てがへたくそで当たり前。「昔は子どもだった」親自身が生きやすくなることが大切です。

https://mbp-japan.com/fukuoka/trifolie/column/5057253/

生きづらさを抱えたまま子育てしているおかあさん・おとうさんへ

「アダルトチルドレン」は影響を受けた本人、「毒親」は影響を与えた親にフォーカスが当たっているという違いはありますが、当事者が抱える困難(生きづらさ)にフォーカスを当てれば、結果的に「同じことを示している」と言っていい概念かもしれません。
自らがAC当事者で、未回復のまま子育てをしている人は、「自分の苦しみのシステムを正しく理解すること(現状把握)」を第一ステップに、生きづらくなるに至った道のりを追い、「安全と絆」の感覚を育て直していきましょう。まずは自分を慈しみ、勇気づけ、尊重してあげること。

https://mbp-japan.com/fukuoka/trifolie/column/5047493/

親という環境を通して「生きづらさ」が子どもに根付く仕組み

私たち人間には「情緒的」なニーズというものが必要で、それなしでは生きていけません。「心穏やかに過ごしたい」「愛し合いたい」「人と深くつながりたい」といった情緒的ニーズで、「ありのままの自分で生きていたい(たとえ自分が不完全な存在であっても)というニーズが満たされることで、子どもを支えてくれる根っこが育ちます。情緒的ニーズが脅かされると、身体的、感情的な痛みを生みます。子どもは痛みを感じなくてすむよう、必死に生き延びるためのルールを編み出します。これが強い思い込みとなり、人生をミスリードしてしまうのです。

https://mbp-japan.com/fukuoka/trifolie/column/5053706/

摂食障害の発症とアダルトチルドレンの関係は???

アダルトチルドレンは摂食障害のことを考えていく上で、とても大切な考え方です。アダルトチルドレンは、アメリカで提唱された概念で、アルコール依存症治療の親の元、子どもの頃に子どもらしくできず、成長した人たちのことを指しています。多くは、アダルトチルドレンであることによって依存体質を抱えてしまい、共依存であったり、同じようにアルコール依存症を抱えてしまったり、恋愛依存、摂食障害、ギャンブル依存などの依存症に陥りやすい傾向を持っています。アダルトチルドレンも含め、摂食障害の基本知識を身につけ、正しい努力を。

https://mbp-japan.com/tokyo/sinbi/column/5042705/



まとめ

DVや無関心、過干渉といった機能不全家族のもとで育ち、成人してからも生きづらさを抱えている状態をアダルトチルドレンと言います。原因の多くは親にあると言われ、親から子へ、子からまたその子どもへと繰り返してしまう「世代間連鎖」が起きることも少なくありません。

たどってきた道のりや抱えている苦しみなどは人それぞれ異なりますが、アダルトチルドレンの概念や特徴などを正しく理解することで、自分の生きづらさの理由がわかり、生きやすい自分に変わるきっかけをつかめるかもしれません。

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