INTERMOLD2025(東京)
先日(5月29日)、人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA(5月27日、28日、29日 パシフィコ横浜にて開催)に参加したので、その状況についてコメントします。
展示品の中で、生産技術コンサルタントとして、また、現在実施している展示会のテクニカルアドバイザーの目的に対し、参考となりそうなものについて列挙します。(順不同)
①フレキシブルバスバー
近年、車のEV化により、バスバーの使用用途も増えてくると予想されますが、このフレキシブルバスバーについても注目すべきアイテムになりつつあります。
フレキシブルバスバーは、銅やアルミニウムなどの導電性材料で作られた柔軟性のある電力伝導部品で、複数の機器をつなぐ中心ハブとして設置され、大容量の電流を適切かつ安全に、それぞれの機器に分配する役割を果たします。
フレキシブルバスバーは、取付け関係等に柔軟性があり、使い勝手が良い特徴を持っています。また、フレキシブル導体は可とう性に優れ、振動を吸収・緩和する機能があります。さらに、外部との接触面積も大きいことから放熱性にも有利な面があるといわれています。
展示会ではこのフレキシブルバスバーの接続性向上に関する内容のものが展示されていました。
②塑性流動接合技術
塑性流動接合(Metal Flow Joining)とは、異種金属を接合するための技術です。この方法は、金属の塑性変形を利用して接合を行うため、溶接のように高温を必要とせず、熱による歪みが少ないのが特徴です。
基本原理としては、結合する部材を治具にセットした後、軟質側の部材の一部を加圧して硬質側部材の溝に塑性流動させ、機械的なかみ合いを得て結合させるというのもです。
その特徴としては、材料の組み合わせに制約がないこと。高精度であること。
高生産性であること。などが挙げられます。
展示会では、この塑性流動接合技術に関する様々な方法が展示されていました。
③水素ボンベ;CFRP巻付け
水素インフラを構築してFCVの普及を進めるためには、 水素供給コストを低減する必要がありますが、高圧水素用CFRP容器(水素ボンベ)はこの目的で作られており、この炭素繊維強化プラスチック(CFRP)蓄圧器はガスの気密を確保するためのアルミライナーと、強度を保つための炭素繊維と熱硬化性のエポキシ樹脂を組み合わせた複合材料で構成されており、軽量かつ高強度な特徴を持ち、鋼製蓄圧器に比べて低コストとなることが期待されています。
展示会では、この水素ボンベのCFRP巻付けに関するものが出展されていました。
④EVモーター巻線端末
EVの主機モータのコイルにおいて、従来は断面が丸形状の丸線を使用した分布巻方式、あるいは断面が角形状の平角線を用いた集中巻方式が主流でしたが、最近は平角線分布巻方式へと進化してきています。分布巻モータの短所であるコイルエンドの高さが、集中巻モータに比べて高くなってしまう点については、所定のセグメントに分割された平角線を、鉄心コアに挿入後、端部を溶接(ヘアピン溶接)して組み付けることで、コイルエンドの高さを集中巻モータと同じレベルまで低減しています。
展示会では、このヘアピン溶接部の高さをさらに低くく抑え、体格を押さえた構造のものが展示されていました。(平角線チャック&ひねりの方法に工夫がある。)
その他、以下項目のみ
⑤ファイバーレーザー溶接
⑥手袋型触感センサー
⑦フローフォーム(ワンサイドから加工可能な、接合用スクリュー)
(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/hitoteku2026yokohama


