人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA
先日(6月11日、13日)、ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2026(6月11日、12日、13日 愛知国際展示場にて開催)に参加したので、その状況についてコメントします。
展示品の中で、生産技術コンサルタントとして、また、現在実施している展示会のテクニカルアドバイザーの目的に対し、参考となりそうなものについて列挙します。(順不同)
①オンラインティーチング時間短縮
オンラインティーチングは、産業用ロボットを導入するラインや設備上で行うティーチングであり、生産ラインを止めながら行う必要があるため、短時間でティーチングを完了しないと生産のロスや新規ラインの立ち上げが遅れてしまいます。
そのための短時間でティーチングを行う方策、工夫について何点か確認することができました。(基準プレートによる短時間ずれ補正、画像認識によるティーチングレス機能等)
②双腕ロボット
双腕ロボットとは、2本のアームがついている産業ロボットのことをいいます。1つのアームで構成されている単腕ロボットと違い、両腕を上手く利用することで複雑な作業が可能となります。今回の展示会では、以前にもまして双腕ロボットの展示が多いという印象を受けました。その使い方の良し悪しについては、もう少し整理してみる必要があるとも感じました。
③ソフトロボットハンド
ソフトロボットハンドは、さまざまな種類がありますが、やわらかくしなやかな動きが可能であると同時に、特有の「曖昧さ」を強みとするロボットハンドともいわれており、不定形なワークのピッキングや臨機応変な動き、複雑かつ一定ではない形状の空間での作業などを可能にするものです。今回の展示では、従来にも増してこのソフトロボットハンドを多く確認することができました。
④AMR停止精度
AMRは、次世代AGVとして注目されており、AGV導入時に必要な磁気テープなどのガイドライン無しでの走行が可能で、自ら判断し、人や障害物を自動的に回避し移動するロボットです。今回は、このAMRの活用方法やその停止精度に関し確認を進めました。
(一部、AMR搭載ロボット側の制振作用によるばらつき是正機能を持ったものもありました。)
⑤かんばん抜き差しロボットハンド
デンソーウェーブが特許出願中の、かんばんの挿入・抜き取り、上蓋の取付、通い箱の搬送をツールチェンジ不要で実現可能としたロボットハンドを搭載した協働ロボットの実演展示を確認することができました。実際の工場でも使用されており、通い箱出荷作業等の効率向上に寄与しているとのことです。
⑥フィジカルAI
フィジカルAI(Physical AI)とは、従来のAIがデジタル空間で情報処理を行うのに対し、現実世界の物理環境を認識・理解し、ロボットや機械を通じて物理的なアクションを実行する技術です。センサーやカメラなどから得られる情報をAIが解析し、その判断に基づいてアクチュエータが動作することで、環境の変化に応じた柔軟な行動が可能となります 。
今回の展示では、このフィジカルAIをキーワードとした出展表示を多く確認することができました。
(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/robottechnologyjapan2026


