カプトンテープについて

熊田茂雄

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テーマ:材料技術

 カプトンテープ(Kapton tape)は琥珀色の半透明フィルムを基材とし、ポリイミド(スーパーエンプラ)フィルムにシリコーン系接着剤を塗布した粘着テープです。

 カプトンテープは、-269℃から400℃までの広い温度範囲に対応でき、耐熱性・耐冷性に優れています。摩擦や化学薬品にも強く、薄く柔軟で耐摩耗性も高いため、電子部品の絶縁やバッテリー保護、発熱部の固定などに使用されます。ただし、接着剤の耐熱性はフィルムほど高くなく、実用上は約250℃程度が目安となっています。

 カプトンテープに使用される接着剤は主にシリコーン系で、耐熱性・耐薬品性に優れ、再剥離しても糊残りが少ない特性があります。プリント基板のはんだ付け工程や高温部の固定、熱電対の取り付けなどに適しています。

 カプトンテープの主な用途としては、電子部品の絶縁や固定、高温乾燥塗装やはんだめっきのマスキング、耐熱フィルムやTAB(フィルム基板)のスプライシング 、バッテリーや高耐熱電線の保護・結束、モーターやトラクションモーターの絶縁、小型ボビンコイルの外装絶縁等です。

 カプトンテープ使用時は貼る面のほこり・油分・水分を拭き取り、直射日光や高温多湿を避けて保管することが推奨されています。

 カプトンテープは、電子機器や高温工程での作業において、高い耐久性と安定性を求められる場面で非常に有用なテープです。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/kaptontape

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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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