工程設計DR

熊田茂雄

熊田茂雄

テーマ:生産技術業務

 製品設計の業務の一環として設計図面DRがありますが、生産技術が行う工程設計においても工程設計DR(Process Design DR)という取り組みがあります。

 以前、ご紹介した初期流動管理の仕組みの一つとして、生産技術部署が主体となって実施する業務の中に、この工程設計DRが存在します。

 工程設計DRには、工程設計1次DR、工程設計2次DR、工程設計3次DRがあり、それぞれ以下のような内容となっています。
①工程設計1次DR
 1次;量産設計段階(量産試作準備)では、発行された量産図面に対し、生産計画(数量・日程)をもとに生産ラインの構築のためのレイアウト検討(ライン環境の設定、構内物流及びライン物流)、新設設備の仕様検討、設備投資審議会の準備等を行いますが、工程設計1次DRとしては、これらがレビュー対象となります。(関係者による検討会を主催し、中心的に推進)

②工程設計2次DR
 2次;量産準備段階(量産試作~流動開始)では、ライン流動準備(加工条件設定、工程能力調査、PFMEA等からの管理項目設定→QC工程表の作成)も含めた量産試作活動を行いますが、工程設計2次DRとしては、これらがレビュー対象となります。このレビューを経て、量産流動開始の審議会に臨むことになります。
 この量産流動開始の審議会にて、量産後の初期流動解除目標(QCD目標;稼働率、工数、品質(不良率等)をいつまでに達成させるかという目標)を設定し、ラインとして量産流動を開始させることになります。(初期流動解除目標とは、例えば、3カ月で、稼働率85%以上、検査不良率0.3%以下等)

③工程設計3次DR
 3次;初期流動段階(量産流動開始~)では、理想とする垂直立ち上げが具現化するよう(初期流動解除目標が達成するよう)、関係者による検討会を主催し、中心的に推進させます。工程設計3次DRとしては、これら(初期流動活動内容)がレビュー対象となります。

 これらの初期流動管理活動における、工程設計DRの推進の仕方、具体的管理要領等、効率よく推進させるノウハウを含めた支援・指導が生産技術コンサルティング対象となります。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/processdesigndr

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ものづくり現場の経験豊富な生産技術コンサルタント

熊田茂雄プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼