TBS で取り上げていただきました つらい朝に“起きられる”「3つの要素」
はじめに
春の訪れを告げる「花粉症」。くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状はつらいだけでなく、睡眠にも影響を与えます。睡眠不足は日中の眠気や集中力低下を引き起こし、仕事や日常生活に支障をきたします。
本コラムでは、花粉症による不眠と日中の眠気の原因・特徴・対策について解説します。
花粉症による不眠
■原因
鼻づまりによる呼吸困難:鼻づまりによって十分な酸素を取り込めず、睡眠が浅くなったり、途中で目が覚めたりします。
目のかゆみ:かゆみや刺激によって目が覚め、眠りにつきにくくなります。
体調不良:倦怠感や頭痛などの体調不良は、睡眠の質を低下させます。
ストレス:花粉症によるストレスは、交感神経を優位にし、睡眠を妨げます。
■特徴
寝つきが悪い
夜中に何度も目覚める
睡眠が浅い
疲労感が残る
■対策
寝室の花粉対策:空気清浄機や花粉フィルターを活用し、花粉をできるだけ取り除きます。
寝具の洗濯:花粉を吸着しやすい寝具は、定期的に洗濯し、清潔に保ちます。
薬の服用:抗ヒスタミン薬や鼻炎薬は、鼻づまりや目のかゆみなどの症状を緩和し、睡眠の質を向上させます。
リラックスできる習慣:寝る前にぬるめのお風呂に入ったり、音楽を聴いたりして、心身をリラックスさせます。
規則正しい生活:毎日同じ時間に寝起きし、睡眠リズムを整えます。
花粉症による日中の眠気
■原因
睡眠不足:夜間の不眠によって睡眠時間が不足し、日中に眠気が襲ってきます。
抗ヒスタミン薬の副作用:抗ヒスタミン薬のなかには、眠気をもたらす副作用があるものがあります。
体調不良:花粉症による倦怠感や頭痛は、日中の眠気を誘発します。
ストレス:花粉症によるストレスは、集中力低下や疲労感を招き、眠気につながります。
■特徴
日中に集中力が低下する
突然眠気が襲ってくる
薬を飲むとしばらくして眠くなる
■対策
夜間の睡眠をしっかりとる
眠気を感じたら仮眠をとる(30分以内)
カフェインを摂取する
適度な運動をする
ストレスを解消する
まとめ
花粉症は、不眠や日中の眠気など、睡眠にさまざまな影響を与えます。これらの症状を改善するためには、寝室の花粉対策、薬の服用、規則正しい生活など、さまざまな対策を講じることが大切です。日中の眠気には、仮眠やカフェイン摂取など、適宜対策をとりましょう。
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