「離婚するから」と言われた既婚者との交際|後で慰謝料を請求されたら
ご相談前の状況
依頼者:40代男性(自営業)
トラブル内容:ホテル内での盗撮が発覚し、警察が現場に臨場した
依頼者の男性は、マッチングアプリを通じて知り合った女性と複数回のやり取りを重ねた後、ホテルへ赴くことになりました。
ホテルに移動後、後に個人的に観賞したいと考えメガネ型の小型カメラを使用して相手女性を無断で撮影してしまいました。
しかし、室内でメガネを着用し続ける様子に違和感を抱いた女性に撮影行為が看破され、その場でカメラを没収されてしまいます。女性はすぐさま警察へ通報し、トラブルの発覚に至りました。
間もなく現場へ警察官が到着し、双方から事情聴取が始まりました。ご自身での対処は困難であると判断した男性は、現場から、当事務所へ連絡をしてまいりました。
弁護士による初期対応と解決までのプロセス
男性は警察官に囲まれた状況や証拠機器の没収により、強い不安を抱えていらっしゃいました。特に自営業というお立場上、仕事関係者や取引先に事件が露呈し、社会的信用を失うリスクを著しく懸念されていました。
そこで弁護士は、まずご相談者の動揺を和らげることを最優先とし、警察や相手方女性の対応を全て引き取ることを提案しました。
男性から正式にご依頼をいただいた後、直ちに現場の警察官および相手方女性との協議を開始しました。
警察は、現場でカメラ内の動画データを確認できなかったため、警察署において内容を確認したいと考えていることが分かりました。
一方、被害女性は「データが確実に消去・破棄されるのであれば、これ以上事件を拡大させる意図はない」という意向であることが分かりマシtあ。
状況を精査した結果、警察署へ同行したうえで立会いのもとデータを消去すれば、被害届の提出や事件化を回避できる見通しが立ちました。男性へその旨を説明し、同行中も随時連絡が取れる体制を整えて送り出しました。
結果として、警察署にて画像データの消去が無事に完了し、男性はその日のうちに解放されました。また、女性に対しても当事務所の連絡先を提示し、今後の懸念があれば当事務所が全て対応するという姿勢を示したことで、その後に示談金等の要求を受けることもなく収束いたしました。
解決の成果
・相手方からの示談金・金銭請求:なし
・刑事処分:被害届の提出なし(逮捕回避・前科なし)
・影響:職場や家族に知られることなく解決
弁護士からのアドバイス
マッチングアプリの普及に伴い、出会いの場に端を発するトラブルの相談は増加傾向にあります。当事務所では、盗撮にとどまらず、金銭の詐取や脅迫被害など、多岐にわたるご相談をお受けしています。
昨今は撮影デバイスの小型化・高性能化が進んでいますが、それに比例して周囲の警戒感も高まっており、「バレないだろう」という考えは通用しません。盗撮は「性的姿態撮影等処罰法」等に抵触する犯罪行為であり、一歩間違えれば逮捕や前科がつく重大な事態へ発展します。
周囲への発覚を恐れるあまり、焦って当事者間で不適切な合意書を交わしたり、過大な解決金を支払ってしまうケースも少なくありません。一度認めて作成した書面を後から覆すことは困難です。
本件のようにトラブルが発生した直後であっても、弁護士が早期に関与することで被害の拡大を防ぎ、適切な落としどころへ導くことは可能です。万が一の事態に直面した際は、一人で判断せず、速やかに専門家へご相談いただくことをお勧めいたします。


