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特許事務所の新人の育て方

鈴木康介

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テーマ:知財一般

プロシード国際特許商標事務所の弁理士の鈴木康介です。

特許事務所で新人の弁理士を一人前に育てるには
どんなやり方があるのでしょうか(特許系)?

自分の体験及び聞いた範囲だと、
①中間処理②外内③内外のいずれかをやらせて、
その後に明細書作成をさせることが多いようです。

①最初に中間処理をやらせる。

  これは、出来上がっている明細書を何通も何通も読むことになります。
  他人の書いた明細書を読むことで、明細書の構造を覚えます。

  また、補正ネタを探すことによって、
  明細書に何を書いておくと良いかがわかります。

  また、記載要件で拒絶理由が来ているときなどは、
  どんな表現がまずいかなどを実感することができます。

②最初に外内をやらせる。

  外国の特許事務所が書いた明細書を日本語に翻訳します。
  だいたい新しい概念のため(新規性の要件があるので。。。)、
  辞書などに定訳がないケースもあります。

  この時に、専門書や専門誌の記事を読むなどすることで、
  その分野について徐々に詳しくなってきます。

  また、国ごとの英文明細書の違いを体感できます。

③最初に内外をやらせる。

  これも他人の書いた明細書を翻訳するために何回も読むことになります。
  このため、明細書の構造がわかります。

  また、どんな書き方をすると翻訳しやすいかがわかります。

他の仕事をやらせてから、明細書を100通ぐらい書くと、
一人前として一人で仕事をさせることが多いと思います。

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お読み頂きありがとうございました。
弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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鈴木康介
専門家

鈴木康介(弁理士)

プロシード国際特許商標事務所

国際特許事務所での業務を通じて、実践的な知識とネットワークを培ってきました。また、中国人と国際結婚したため、現地の生活習慣などを経験を通じて理解しています。

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