セントラルドグマ　not エヴァンゲリオン

プロシード国際特許商標事務所の弁理士の鈴木康介です。

新型コロナウイルスの影響で、シン・エヴァンゲリオン劇場版の公開が延期されました。

エヴァンゲリオンのNERV本部があるジオフロントの内部には、セントラルドグマと呼ばれる場所があります。

このセントラルドグマは、元々は分子遺伝学の用語で、
中心教義とも呼ばれます。

1958年にF.H.C.Crickが生物の一般的な原理として考えたものです。

簡単にいえば、

DNA => RNA => タンパク質

と遺伝情報が一方向に流れると言う理論です。

後に、レトロウイルス（HIVや、レンチウイルスなど）が発見されたので、一部の例外がありますが、
ほとんどの場合は、この流れで遺伝情報が流れます。

今回新型コロナウイルスのワクチンで、mRNAを使ったワクチンも開発されています。

mRNAワクチンは、人の体内にmRNAを導入し、人の体内でタンパク質（SARS-CoV-2スパイクタンパク質）を作り、
そのタンパク質を抗原として細胞性免疫を獲得することを目的としたワクチンです。

一部のSNSでmRNAが人のDNAに入り込むと言うような言説がありますが、
生物の遺伝情報の流れは、DNAからmRNAと一方通行のため、
mRNAワクチンの情報がDNAに行くことは基本的にないです。

mRANワクチンの有効性や副作用に関しては厚労省の資料に纏まっているので、
興味がある方は見ることをお勧めします。

私自身はチャンスがあれば、早めに打ちたいと思っています。

参考：新型コロナウイルスワクチンの 副反応の収集・評価について


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弁理士　鈴木康介（特定侵害訴訟代理権付記）
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