マイベストプロ東京
鈴木康介

アイデアやブランドなど知的財産を守り、中国に強い弁理士

鈴木康介(すずきこうすけ) / 弁理士

プロシード国際特許商標事務所

コラム

新型コロナ用のワクチンの開発状況

2021年1月3日

テーマ:特許法

コラムカテゴリ:ビジネス

プロシード国際特許商標事務所の弁理士の鈴木康介です。

新型コロナウイルスが猛威を奮っています。

東京では本日も800名を超えたようです。

新型コロナウイルスは感染症なので、
基本的にはウイルスに接触しないことが重要です。

このため、三密を避けるや、
人混みにいかない、手洗いうがいを徹底するなどの
対策が必要とされています。

さて、新型コロナウイルスに対するワクチンの開発状況は
どうなっているでしょうか?

厚労省のサイトでは、

<国内の開発状況>
国内

<海外の開発状況>
海外

<アストラルゼネカ社>
 ウイルスベクターワクチンを開発しており、
 2020年8月下旬から治験を開始している。

 ワクチン開発が成功した場合、
 2021年3月までに3000万回分
 さらに、9000万回分を日本に供給することを
 合意しています。
 (28日間隔で二回接種が必要なので、約6000万人分)


<モデルナ社>
 mRNAワクチンを開発しており、
 国内治験の準備中です。

 アメリカでは、2020年12月に使用許可がでており、
 接種が開始されています。

 2021年上半期に4000万回分を
 2021年の第三四半期に1000万回分を供給する契約を締結しています。
 (28日間隔で二回接種が必要なので、約2500万人分)


<ファイザー社>
 mRNAワクチンを開発しており、
 2020年12月からイギリスやアメリカで接種が開始されています。

 日本国内では2020年10月から治験が開始され、
 2020年12月には日本で承認申請が行われています。

 成功した場合には、2021年6月末までに1.2億回分を供給することを基本合意しています。
 (21日間隔で二回接種が必要なので、約6000万人分)

どの企業も治験が白人種をメインに行われているため、
副作用の発生頻度がアジア系の我々とは異なる可能性があります。

一般社団法人日本感染症学会 ワクチン委員会の提言によれば、
現状、mRNAワクチンでは疼痛が発生する人がいることが
報告されているようです。

副作用が起きた原因の解明や、仮に被害が出た場合の補償制度なども周知してほしいです。

また、報道によれば、モデルナ社は、新型コロナウイルスのパンデミックが続く間は、
特許権を行使しないとしています。

このような時にはありがたいですし、
同社にとっても今回mRNAワクチン作成するプロセスに、
同社の技術が入り込めば、今後ライセンス料を獲得できる可能性があるので、
多くの人に良い取引だと思います。

ご相談・お問い合わせ・取材はお気軽に
↓↓↓
03-5979-2168(平日9:00~17:00)
メール info@japanipsystem.com

中国商標
Facebookで中国知財情報をまとめています。
http://www.facebook.com/Chinatrademark

Twitterは、こちらです。
↓↓↓
http://twitter.com/japanipsystem

マイベストプロ東京 中国商標・中国知財に強い弁理士
プロシード国際特許商標事務所の取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/tokyo/suzuki/

お読み頂きありがとうございました。
弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
Web:http://japanipsystem.com/

この記事を書いたプロ

鈴木康介

アイデアやブランドなど知的財産を守り、中国に強い弁理士

鈴木康介(プロシード国際特許商標事務所)

Share

関連するコラム

鈴木康介プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-5979-2168

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

鈴木康介

プロシード国際特許商標事務所

担当鈴木康介(すずきこうすけ)

地図・アクセス

鈴木康介のソーシャルメディア

rss
ブログ
2012-07-13

鈴木康介プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京の法律関連
  4. 東京の特許・商標・知財
  5. 鈴木康介
  6. コラム一覧
  7. 新型コロナ用のワクチンの開発状況

© My Best Pro