特許の金銭的評価は難しい。
プロシード国際特許商標事務所の弁理士の鈴木康介です。
ライセンスの料率の資料を調べてみました。
○知的財産(資産)価値及びロイヤルティ料率に関する実態把握
2010年に行った調査で、サンプル数も563と多いわけではありませんが、
特許・商標・ノウハウなどのライセンスの料率の公的な調査です。
○特許権等の実施料相当額算定手法について
2018年に日本知的財産仲裁センターが行った調査報告です。
国内の14年間分の裁判例から実施料率に関するチェックシートを作っています。
また、米国の事例も載っています。
特許権や商標権は誰が持つかによって価値がだいぶ変わります。
特に、特許権の場合には、対象となるビジネスにどれほど寄与するかによって、
ライセンス料は変化します。
しかし、ライセンスの交渉時にこのような調査結果があると、
ある程度の相場感が作ることができます。
また、2030年ぐらいまでに、新しい調査を行って欲しいです。
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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