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漫画雑誌は教科書ではない。

鈴木康介

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テーマ:雑記

プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。

インターネットの署名サイトで、ある漫画雑誌について、一コマ一コマ注意書きを書けという署名運動がされているようです。

どうやら、盗撮したり、風呂覗きしたのが漫画のせいなので、そのような行為をなくすために、注意書きが必要だとの主張のようです。

しかし、この主張には賛同できません。

1。現状、大抵の漫画には、以下のように、フィクションであると宣言しています。

 「この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。デジタル配信用に再編集を行なっています。」(Kindle版のアクタージュ12巻より)と書かれています。
 「この物語はフィクションであり、登場する人物・団体等は実在のものといっさい関係ありません。」(Kindle版アオアシ21ガンより)と書かれています。
 「この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などには、いっさい関係ありません。」(Kindle版アルキメデスの大戦19巻)

 他にも「ちはやふる44巻」や「弱虫ペダル68巻」などにも同様な記載がありました。

 このように、多くの作品ではフィクションと宣言されています。
 わざわざ、注意書きの必要はないと思います。
  
2。我々は、創作物と現実を分けて考えています。

 我々は、親や、学校などから学んだ社会の規範やルールに従って生きています。

 世の中の多くの人たちは、犯罪行為などを含む創作物を、創作物として楽しんでいます。 

 例えば、映画やテレビドラマでも、窃盗、殺人、不倫など様々な行為が表現されています。
 タイタニックも、婚約者がいるにもかかわらず、不倫ですし。。。 
 コナンは、よく人が死にますし。。。

 でも、漫画を読んだから不倫したり、人を殺す人はほとんどいません。
 
3。叩きやすいところを叩くだけでは?

 漫画雑誌を叩いても社会は変わらないと思います。

 漫画雑誌の表現と犯罪行為の因果関係もわからない状態です。

 それよりも、実際の犯罪行為を減少させるように教育や更生プログラムなどに力を入れたほうが良いと思います。

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鈴木康介(弁理士)

プロシード国際特許商標事務所

国際特許事務所での業務を通じて、実践的な知識とネットワークを培ってきました。また、中国人と国際結婚したため、現地の生活習慣などを経験を通じて理解しています。

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