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中国の登録商標の電子化

鈴木康介

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テーマ:中国商標

プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。

中国商標の電子出願は、「商標オンラインサービスシステム」、「電子出願」「オンライン出願」とも呼ばれています。

2018年11月1日に元商標局(現在国家知識産権局)のホームページにオンラインサービスシステム運行に関する公告が掲載されました。

公告の要旨は、電子出願の場合、商標登録証は、電子化と紙の商標登録証と両方とも交付します。それ以外、オンラインで行った変更、譲渡、更新等手続きの中間書類、納付書と証明書は電子化されるということです。

この公告に基づいて「商標網上申請」(http://sbj.cnipa.gov.cn/wssq/)が2018年11月5日から全面的に稼働し始めました。

日本特許庁や米国USPTOのTrademark online Serviceのように、「商標網上申請」は商標登録出願、変更、譲渡、更新、中間、納付書等の商標申請書類を作成する電子出願のシステムです。

現在「商標網上申請」を利用する電子出願は年間出願数の90%以上を占め、取り扱える商標業務の種類も増えてきています。

2018年11月5日より、「商標網上申請」が全面的に稼働したので、登録出願、受理通知書(受領書)と拒絶査定通知書などの書類がほとんど電子化されました。

「商標網上申請」を通じて提出した電子出願であれば、登録を取得した後、PDF方式の商標登録証が交付され、約1-2ヶ月後、紙の登録証が交付されます。

現在のところ、PDF方式の商標登録証と紙の商標登録証の両方が交付され、何れも効力があります。

しかし、紙申請で商標出願を提出した場合は、登録後、紙の登録証だけが交付され、PDF方式の商標登録証が交付されません。

今回の内容は、譚衛東先生に情報をいただきました。

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お読み頂きありがとうございました。
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鈴木康介(弁理士)

プロシード国際特許商標事務所

国際特許事務所での業務を通じて、実践的な知識とネットワークを培ってきました。また、中国人と国際結婚したため、現地の生活習慣などを経験を通じて理解しています。

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