商標法の損害不発生の抗弁
プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。
電通がアマビエの商標出願を取り下げたそうです。
電通の想定以上に反発が大きかったのかもしれません。
電通が取り下げたことによって、9類や35類など電通が指定していた商品・役務で第三者が商標出願をした場合、その第三者が取得できる可能性が出てきました。
しかし、これだけネットで叩かれると、あえて出願しようという企業がないかもしれません。
他のアマビエ関係の出願で興味を持ったものとしては、石蔵酒造株式会社のアマビエ65などの一連の出願です。
こちらは、消毒用のアルコールが逼迫している中、高濃度のアルコールを製造販売するということでニュースになっていたものです。
販売後に商標関係のトラブルが発生することを避けるために出願したのだと考えられます。
参考:石蔵酒造株式会社
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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