中国商標局のデータベースの更新

プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。

最近、中国商標局で中国商標検索をしたさいの検索結果に
不具合があるという話を聞きました。

現地代理人に問い合わせたところ、2014年４月から６月にかけて、
商標局のデータベースが更新されたそうです。
その際に、多くの入力ミスが発生したそうです。

例えば、審決が出ていないはずの拒絶査定不服審判に対して審決がでていると
表示されたりすると言ったような事態が発生しています。

例えば、中国の商標出願件数は2013年には、1,881,546件と、117,674件の日本と比べ、
約16倍もの件数があります。
現状登録されている商標や、審判情報を含めるとかなりのデータ量になると思います。

このように、データ量が多いため、入力時にミスが発生しやすい状況になっているのでしょう。

また、一度移行が終わっているため、当局がデータベース全件を目視確認して見直し、
修正するといったようなことは予算や人員の関係であまり期待できないと思います。

現状では、自衛のため重要な商標に関しては、
現地代理人を介して中国商標局に直接問い合わせることをお勧めします。

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