リバースイノベーション
プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。
中国では、必ずしも日本人の基準での完璧なものが求められているわけではありません。
例えば、こちらの建物は、結婚式場として建築中で、内部はまだ、スケルトン状態です。
建物の屋上に入ると、鉄骨がむき出しのままでした。
しかし、完成部分ではLEDライトが点灯し、きれいにライトアップされ、
ステージでは、完成時の挙式のイメージ画像が流れています。
また、完成部分には、屋台が出て営業をしていますし、
多くの現地の若者や、家族連れが散歩しています。
また、こちらのアミューズメント施設もまだ建築中ですが、
夜になるとレストランが営業しています。
さらに、この施設は、一部がコンクリートで舗装されていますが、
一部がコンクリート乾燥中ですし、一部が土がむき出しです。
しかし、多くの子ども達は、そのような状況に関係なく
遊びに来ています。
日本では、建築中の建物に人を入れることは考えられませんが、
中国では、建築中の施設であっても、完成している所に人を入れることが一般的だそうです。
完全でなくても、楽しめれば良いという感覚なのかもしれないと推測しています。
さらに、この施設の近く(車で15分ぐらい)にも他のアミューズメント施設が建築中です。
このため、互いに完成まで公開しないと、顧客を持って行かれると可能性があるのかもしれません。
日本では、ついつい様々な指標で完全な物を目指し、市場投入が遅れてしまいますが、
最低限の要望を満たす物ができたら、中国市場投入を考えても良いと思います。
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