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プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。
先日、中央大学の徐先生の講義を受講しました。
サムソンでは、地域専門家制度を取っています。
対象国に人材を派遣し、数ヶ月間現地人と同居し、
語学、生活習慣を学びます。
その後、現地で一人暮らしをし、毎日本社にレポートを送ります。
現在、サムソンには、地域専門家が、4200人以上いて、
100カ国以上のデータベースができているそうです。
例えば、サムソンは、インドのモバイル市場で、
呼び出し音の大きい端末や、太陽電池で充電可能な端末を発売し人気を得ているそうです。
インドでは、タクシーのクラクションなど騒音がうるさいため、
呼び出し音が聞き取りにくいという課題や、
電力事情が悪いため、電力事情が悪いという課題があり、
これらの製品はこの課題を解決するものだからです。
このように、サムソンは地域ごとの課題に対応して商品開発をしているそうです。
また、地域ごとの課題に応じて異なる製品が開発されているため、
国毎に保有している特許権など知的財産権も異なる可能性があります。
今後、多くの企業で、国ごとに異なる知的財産権を保有するケースが増えてくるかもしれません。
調査の際には、この辺りも考慮して行う必要がありますね。
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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