マイベストプロ東京
小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

国語力を向上させる「心」とは、広義の「心」です。

2013年3月10日 公開 / 2013年3月17日更新

テーマ:国語

コラムカテゴリ:スクール・習い事

 前回(3/7)、「心」からのアプローチが国語力を向上させることをお伝えしました。具体的にその方法をご案内するのが目的なのですが、もう一回だけ、補足的に序論の続きを述べておきたいと思います。

 「心」からのアプローチというと、その「心」とは、物語を読んで「感動」することだ、と受け取られることが多いです。実際、「文学の目的は、結局読者の心情を動かすことにある」(山本健吉)という言葉もある通り、心情をあらわす「心」の動きによって国語の何かをつかんでくれれば、それに越したことはないのですが、ただそこに限定してしまうと、国語力を向上させることも、文学を受け入れる人だけが対象になってしまいます。

 これでは、多くの子どもたちに国語を好きになってもらい、国語力を向上させることにはつながりません。ですから、私が「心」からのアプローチで国語力を向上させるというのは、その「心」をもっと広義にとらえているのだということを、申し上げておきます。

 すなわち、ここでいう「心」には、好奇心の「心」、探究心の「心」、そして関心の「心」が含まれるのです。子どもの関心のおもむくところ、すべてが国語への入り口です。なぜなら、関心を向けた対象について、誰しも言葉でそれを認識し、考察してゆくのですから。このチャンスをつかまえ、言葉を用いることによって「心」を動かし、その動くエネルギーの力で国語の仕組みをとらえさせて行く、これが「心」からのアプローチで国語力を向上させることにほかなりません。

 そして、この手法ではすべての子が、国語力を伸ばす機会に恵まれます。何かに夢中になれる時、誰でもたくさんのことを吸収します。そのきっかけを作ることがむずかしいので、ご家庭ではなかなか「国語を教える」ことができないかと思います。でも小学生は特に吸収が速いので、きっかけさえ作ってあげれば、どんどん伸びて行くものです。

 また、黙読ではなく音読が、効果的です。いやいややらされる音読でなく、楽しくメリハリのある音読をすることで、脳の働きも活発になり、気づかなかったことに気づくなどのメリットも得られます。

 これらをバランスよく組み合わせることで、お子さんたちの国語力は見違えるように向上します。ひきつづき、国語の勉強法についてご案内させていただきたいと思います。

「心」からのアプローチが、国語力を向上させます。

◇電話番号は以下の通りです。 
 03‐5805‐7817 「マイベストプロを見た」とお伝え下さい。 
 メールは「メールで問い合わせる」
    「フォームから問い合わせる」よりお願いします。

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
[[文京区の総合学習塾・言問学舎http://www.kotogaku.co.jp/]]

この記事を書いたプロ

小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(有限会社 言問学舎)

Share

関連するコラム

小田原漂情プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-5805-7817

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

小田原漂情

有限会社 言問学舎

担当小田原漂情(おだわらひょうじょう)

地図・アクセス

小田原漂情のソーシャルメディア

rss
ブログ
2024-04-10
youtube
YouTube
2011-06-23
youtube
YouTube
2022-06-11
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のスクール・習い事
  4. 東京の学習塾・進学塾
  5. 小田原漂情
  6. コラム一覧
  7. 国語力を向上させる「心」とは、広義の「心」です。

© My Best Pro