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鈴木寛彦

不妊で悩む女性の思いに応える漢方薬の薬剤師

鈴木寛彦(すずきひろひこ) / 薬剤師

不妊専門 むつみ薬局

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コラム

かたいお腹がふかふか柔らくなり、ご妊娠

2020年5月28日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:妊活と不妊症(薬局の現場から)

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 東洋医学夫婦問題 相談漢方薬 妊活



ご相談にいらしたのは43才の女性で、5年前に不妊治療を開始し、これまでに人工授精を5回、顕微授精を6回実施。顕微授精では妊娠反

応が3回出ましたが、心拍までは確認できなかったそうです。医師に「子宮がかたい」と言われたこともあり、また、h MG の注射を打った際に卵巣がはれたことから、少し治療を休み、漢方で体質改善を、と来局されました。

冷え性、寒がりで胃腸が弱く、下痢と便秘を繰り返す体質で、生理は順調にあるものの、排卵日が1~2日とやや早く(8日周期の人で生理開始日から4日が一般的)、生理周期も8~9日と短め。生理痛もひどく、1日目と2日目は鎮痛剤を必ず飲むといいます。自分でおなかをさわると、冷たくかたく張っている、また、アイスクリームやケーキなど甘いものが好きとのことでした。そこでまず、甘いものをなるべく控えること、1日500~1000回のなわ跳びをアドバイスし、漢方薬は、おなかをあたためて子宮をやわらかくしていく自家製漢方煎じ薬を処方しました。漢方を飲み始めると下痢や便秘が改善し、3カ月後には排卵日が3~4日に延び、生理周期は公~8日に変化。おなかもあたたまりやわらかくなってきた実感がある、体重も4ほどふえ、疲れにくくなってきたといいます。そのまま漢方薬を継続していただき、4カ月後に顕微授精を再開したところ、ホルモン値も良好。すぐに妊娠し、無事ご出産を迎えました。

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