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鈴木寛彦

不妊で悩む女性の思いに応える漢方薬の薬剤師

鈴木寛彦(すずきひろひこ) / 薬剤師

不妊専門 むつみ薬局

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コラム

不妊症漢方治療に対する思い

2024年2月5日

テーマ:妊活と不妊症(薬局の現場から)

コラムカテゴリ:美容・健康



私たちの不妊症漢方相談は、1994年秋にお客様が不妊症専門雑誌に投稿して頂いた一行のコメントから始ました。紹介を頂いた方も懐妊され、少しずつ良い知らせが届くようになりました。その後、2001年秋、東邦大学薬学部での漢方フォーラムで「不妊症に対する漢方薬の応用」と題して発表し、それから早23年、2万人の方のご相談に乗ってまいりました。しかしご紹介を頂く度にハードルが高くなるのも事実で、結果が出ない方もいる中で、日々葛藤しております。

 またその中でも、特殊な事例も経験しており、子宮外妊娠で左の卵管を切除した方が左の卵巣から排卵した卵(専門医によるエコーで確認)で自然妊娠(6ヶ月服用)された例や、卵巣機能不全と両卵管閉塞の方が2ヶ月で自然妊娠した例、不妊症歴10年の方が6ヶ月で自然妊娠などを経験すると、漢方薬の魅力に取り付かれてしまいます。このような例は特別だとしても方証相対(漢方薬とその方と体質が合うこと)した時、妊娠までの期間が早まると考えられます。

 漢方薬を選べる力と煎じ薬が、大切だと感じております。

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