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鈴木寛彦

不妊で悩む女性の思いに応える漢方薬の薬剤師

鈴木寛彦(すずきひろひこ) / 薬剤師

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コラム

多嚢胞性卵巣を乗り越えて…36歳の女性

2018年8月22日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:妊活と不妊症(薬局の現場から)

コラムカテゴリ:医療・病院



(写真は婦人薬 自家製無農薬当帰)


病院で多嚢胞性卵巣と診断され、体外受精を勧められたといいます。採卵すると、たくさん採れるようですが、受精卵が皆成長が止まってしまい、移植までできないといいます。漢方薬で何か良いものがないかとご相談に見えらえました。体質は、顔色赤く、のぼせ気味で頑固な便秘があり、市販の下剤では下痢をして困っているといいます。また、足先は冷えて、夏場でも靴下をはいて寝ているといいます。舌の裏を見せてもらうと、静脈が紫色に浮き出ていました。
  漢方薬の桃核承気湯を調合。飲み始めて1か月後、大便が出るようになりお腹の張りが取れたといいます。さらに服用して3か月後、足の冷えが改善され、舌の裏の静脈もだいぶきれいなピンク色になってきました。それから2か月後に採卵、受精卵は無事に成長し、移植に成功。漢方薬を桂枝茯苓丸に変えて様子を見ましたが、流産することなく無事にご出産されました。

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