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鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

おとそ は漢方薬なの?

鈴木寛彦

鈴木寛彦

テーマ:漢方薬の研究




屠蘇散
Chinese Harbal Remedy Tososan


 お屠蘇(とそ)は、お酒やみりんに「屠蘇散」と呼ばれる漢方薬を漬け込んだ薬草酒のこと。邪気を「屠(ほふ)」り(払い)、魂を「蘇」(よみがえ)らせ来福を招くという意味が込められた縁起物です。「散」には薬草を「粉にする」という意味と、「邪気を散らす」という意味が隠れています。配合する生薬は地域や時代によって異なりますが、海岸に自生する浜防風という草の根や、可憐な花を咲かせる桔梗の根など6種類の生薬を使っています。胃腸の働きを活発にし、血行をよくして、冬の風邪の症状である発汗や熱、痰、咳などの予防にもつながるとされています。由来は古く、平安時代に中国唐から伝わり、宮中の行事として定着し庶民の間に広がったと言われています。
本来は元旦や三が日のうちに頂くものですが、新しい一年の健康を願ってぜひお召し上がりください。


オケラの花:生薬ではその茎葉が「朮」(じゅつ)と呼ばれ、全身の余分な水を利尿させたり、胃を丈夫にする働きがあります。皮を剥くと気分がスッとするみかんの皮。(橘皮)。健胃鎮咳去痰薬です。桔梗の根、浜防風の根、山椒の実、シナモンが入って6種の生薬が配合されています。


東洋医学では、「気・血・水」が体を良くめぐっていれば病気にならないと考えています。まさに屠蘇散は、「気・血・水」を回らす漢方薬なのです。
お屠蘇を飲んで、よく笑い、福を招いてください


お屠蘇の作り方
屠蘇散一袋を、清酒180ml~360ml(一合~二合)の中に浸し一晩置く。お好みに応じてみりんを加えると飲みやすくなります。

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鈴木寛彦
専門家

鈴木寛彦(薬剤師)

不妊専門 むつみ薬局

不妊相談に特化。個人個人の体質や体の状態に合わせて、ベストな漢方薬を処方する。卵管閉塞や多嚢胞性卵巣症候群と診断された人が妊娠した例もある。半年から1年で妊娠する人も多い。

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