コラム
信玄公の健康法・第二回・・・堪忍の二字 意にかけよ
2019年9月19日 公開 / 2021年3月1日更新
戦国時代の武将、甲斐の虎と呼ばれた武田信玄公の健康法の第二回。徳川家康公然り、天下に名高い武将の生活は、武力とは裏腹にしっかりとした道徳に基づく生活習慣があります。そこには現代にも通じる健康法が隠されています。
床を離れたならば寝床の上にあぐらを組み、その日に行う用事を心の中に描き、よく整理し、順序立てし寝床を出るようにせよ。その後起きてきた家族が自分の気に入らない行動をしても怒ったり、イライラしてはいけない。せっかく夜中にゆっくり休んで疲れもとれ、スッキリしているのに早朝から陽気をくじくとその日は何事もうまくいかず、病気などしたり、取り返しがつかないことが起こり損失を受けたりする事が多い。したがって朝の食事が終わるまで心を冷静に保ち我慢し、食後に注意を与えよく話し合ってその理由を聞くべきである。何事も堪え性がなく気まま勝手を言う者は、堪忍の二字を意にかけよ。
(参考文献:武田家百目録 小島勇編訳 武田神社発行)
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