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最近の収益物件

2017年6月4日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:不動産投資

コラムカテゴリ:住宅・建物

10年以上前から不動産投資を行なっている私ですが、
当時は不動産投資の本やセミナーなどもそれほどありませんでした。
今ではいろんなタイプの投資家の方の書いた本や数々のセミナーもあります。
その影響もあり購入希望者はかなり多くなってきたものです。

5、6年くらい前は利回りも高い収益物件も多くありましたが、
最近では転売業者物件が価格を釣り上げているように思える物件も
多く見られます。
低金利で金融機関が融資してくれていたし、一般のサラリーマンでも
借りやすい状況だったのも価格高騰の要因だと思います。





最近の傾向はRC(鉄筋コンクリート造)の平成築で評価が高くなる物件であれば
地方の物件でも人気物件になってます。

徳島でもある特定の地域の物件で何故か評価が以上に高く、
東京などの投資家の方に買い付けが殺到していた案件もありました。

地元の業者から言わせればあの場所であの評価はないでしょう?
固定資産税を多く取るためなの?なんて思える物件で、
お客さんに仲介してくれって頼まれたのですが
やめた方がいいよって正直に言っちゃったものです。

昨年まではこのようにRC造で評価が高い物件なら異常に早く買い付けが
入りなかなか購入するのが難しい状況でした。


今年になってからも物件価格は相変わらず高いのですが、
金融機関の審査はかなり厳しくなったようです。

古めの木造物件などにも融資してくれていた
日本政策金融公庫はほとんど融資不可になってます。
(公庫は15年固定金利で審査も比較的ゆるめだったのです)


地方銀行も地元の方で金融資産をある程度持っている方でないと
融資は難しく、審査も厳しくなってます。

SMBCなどの都銀は地方の物件自体にほとんど融資しなくなっていると
東京の投資家の方に聞きました。

今後暫くの間はある程度の自己資金がないとこれからは、
不動産投資に参入しにくくなりそうです。

この影響で物件価格も正常に戻るかも知れませんね。

この記事を書いたプロ

藤本忠昭

物件の価値を高める不動産のプロ

藤本忠昭(エフステージ株式会社)

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