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若山誠治

素材を生かした木の家から数寄屋建築まで、エコデザインのプロ

若山誠治(わかやませいじ) / 一級建築士

株式会社若山建築事務所 一級建築事務所 雨楽

コラム

相手を葬り去ろうとする論理

2024年2月21日

テーマ:戦争のこと

コラムカテゴリ:くらし

相手を葬り去ろうとする論理

かつてヒットラーは、ユダヤ人を根絶やしにしようとした。
根絶やしにしなければこのヨーロッパに昔からあるユダヤ人問題は解決しないと考えた。


イスラエルのネタニヤスは考えている。
ハマスの問題は、ハマスを根絶やしにしなければ解決しない。
パレスチナ人に国家を持たせるなどとんでもないことだ。
後々まで争いの種を持たせることになる。
この際、パレスチナ人難民を皆殺しにしたいくらいだ。
そうすればユダヤ人は安心して、このパレスチナ人たちから奪った「約束の地」で、暮らしてゆくことが出来る。


ロシアの侵略戦争に対して、多くの知識人が考えている。
ロシアを負かさないかぎりこの戦争を止めてはならない。
悪しき前例を作ってはいけない。
プーチンを葬り去ることによってしか、我われの作ってきた世界の秩序は守れない。

だから戦争をやめるわけにはいかない。
戦場で誰が死んでいようが我々の知ったことではない。
それよりも我々の信じる世界秩序を守ることのほうが重要だ。

その通りだとみんなが口をそろえている。
絶望的な理論で国際世界は動いている。

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