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若山誠治
一級建築士
若山誠治プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です
若山誠治(一級建築士)
株式会社若山建築事務所 一級建築事務所 雨楽
腰掛の板はあえて不ぞろいの幅のものを使う。言い方を変えれば、あえてそろえる必要はない。手に入った材料でつくった。あるいは、ありあわせの材料でつくった。というような表現が妥当か。そのほうが数寄屋...
天井はからかさ天井。単なる意匠ではなく、これはそのまま屋根を形成するの屋根の下地になっている。この上に大きな茅の屋根が乗っているのです。緻密な木組みです。真ん中は杉の網代組です。
刈込が終わりました。刈り込んだばかりの茅葺屋根の美しさ。仕上がった喜びが伝わるような仕事です。
茅は御殿場産。富士の広大な裾野の薄の原が茅の産地です。職人さんも御殿場から。静岡は茅葺の本場と言っていい。茅葺には恵まれた土地です。美しく刈り込まれた茅葺屋根は美しい。いつまでも残したい優雅...
茅の軒先は、見られることを意識している。葭をきれいにそろえて2寸5分ほど茅負から出して美しく見せる。寄棟の隅に行くにしたがって扇型に開いてやがて45度になる。軒蛇腹とも言われる。
茅の下地になる部分です。竹と荒縄で組み上げます。防水はしません。雨は茅の厚みで侵入を防ぎます。呼吸をしてくれる屋根になります。
隅木、垂木を組んで、唐笠天井の下地が出来た。構造がそのまま天井の意匠になるこったつくりです。すべて丸太というところがすごいですね。大工の腕の見せ所。構造はうつくしい。
丸桁の架構。丸桁に掛かる隅木も垂木もすべて丸太の自然木。すべての取り合いの刻みがすべて異なる。手の込んだ仕事。
柱石、差し石、踏み石などの配置がよくわかる写真です。この上に建物が乗ることになります。
茅葺のあずま屋の建築柱石、差し石、踏み石。足元の緻密な施工が大切です。数寄屋は足元でわかります。
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