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経営者が孤独になる構造【コンサルの視点9】

橋本貢

橋本貢

テーマ:コンサルの視点

経営者は孤独だ、とよく言われます。

実際、多くの経営者がその感覚を持っています。
周りに人はいるのに、どこか一人で判断している感覚がある。

なぜそうなるのか。

それは、役割の問題です。

経営者は、最終的な意思決定を引き受ける立場にあります。
どれだけ意見を聞いても、最後に決めるのは自分。

この構造がある以上、完全に孤独をなくすことはできません。

ただ、実際の孤独は、それだけではありません。

多くの場合、
「考えていることをそのまま話せる相手がいない」
という状態が重なっています。

社員には、すべてをそのまま伝えるわけにはいかない。
外部の人には、どこまで話していいか迷う。

結果として、頭の中で考え続ける時間が増えていきます。

さらに、経営者の考えていることは、
どうしても抽象度が高くなります。

方向性、優先順位、将来の構想。

これらを日常的に共有できる相手は、限られています。

そのため、言葉にしないまま思考が進み、
整理されないまま判断を迫られる。

これも孤独感を強める要因です。

もう一つは、「正解がないこと」です。

経営には、明確な答えが用意されているわけではありません。
どの選択にもリスクがあり、結果は後からしか分からない。

だからこそ、誰かに相談しても、
最終的には自分で決めるしかない。

この繰り返しが、重なっていきます。

では、どうすればいいのか。

孤独をなくすことはできませんが、
軽くすることはできます。

そのためには、

・考えていることを言葉にすること
・外に出して整理すること
・視点を増やすこと

が重要です。

誰かに答えを求めるのではなく、
思考を整理するための相手を持つ。

それだけでも、判断の質は大きく変わります。

経営者の孤独は、弱さではありません。

それは、責任を引き受けている証でもあります。

ただ、そのまま抱え続ける必要はありません。

少し外に出し、整えていくことで、
孤独は「考える力」に変わっていきます。

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橋本貢
専門家

橋本貢(経営コンサルタント)

しずおか経営サポート

表面的な課題ではなく、売上・組織・戦略の根本構造を見極め、本質的な打ち手を実行まで伴走支援します。経営者の意思決定に寄り添い、成果に直結する改善を行います。

橋本貢プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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