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「戦略」が現場に落ちない理由【コンサルの視点11】

橋本貢

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テーマ:コンサルの視点


戦略はある。
計画も立てている。
方向性も示している。

それでも、現場の動きが変わらない。

経営者からすると、「なぜ動かないのか」と感じる場面です。

一方で現場からすると、「何をすればいいのか分からない」という状態になっていることが多い。

ここには、大きなギャップがあります。

その理由は、戦略が「言葉のまま止まっている」からです。

経営者が考える戦略は、どうしても抽象度が高くなります。

市場の方向性、競争環境、優先順位。
全体を見渡したうえでの判断です。

しかし、そのまま現場に伝えても、
日々の行動には結びつきません。

現場にとって必要なのは、

「今日、何をどう判断すればいいのか」

という具体的な基準です。

ここがつながっていないと、
戦略は理解されても、動きには変わりません。

もう一つの理由は、「翻訳されていない」ことです。

戦略は、そのままでは使えません。
現場の業務に合わせて、言い換え、分解し、
具体的な判断に落とし込む必要があります。

例えば、

「顧客価値を高める」という戦略があったとしても、
それが現場の一つ一つの判断にどう関係するのかが見えていなければ、
結局これまでと同じ行動が続きます。

さらに、戦略と評価が結びついていない場合もあります。

どれだけ方針を示しても、
評価される基準が変わらなければ、
人はこれまで通りの行動を選びます。

これは自然なことです。

では、どうすればいいのか。

必要なのは、戦略を「使える形」にすることです。

・言葉を具体化する
・判断基準に落とし込む
・評価と連動させる

この3つを整えることで、
初めて戦略は現場で機能し始めます。

戦略は、作ることよりも、
使われることに意味があります。

立派な計画であっても、
現場で使われていなければ、存在していないのと同じです。

もし今、戦略が動きにつながっていないと感じているなら、
内容を見直す前に、「どう使われているか」を見てみる。

そこに手を入れることで、
同じ戦略でも、結果は大きく変わっていきます。

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橋本貢
専門家

橋本貢(経営コンサルタント)

しずおか経営サポート

表面的な課題ではなく、売上・組織・戦略の根本構造を見極め、本質的な打ち手を実行まで伴走支援します。経営者の意思決定に寄り添い、成果に直結する改善を行います。

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