片頭痛と漢方薬…39歳の女性

30代後半のお客様、ご妊娠まで約1年間かかりましたが、その過程は、少しずつですが良い兆しが見えていました。その方は、体外受精を始めることになったものの、いい卵子が採取できないことが続き、むつみ薬局にご来店くださいました。体外受精は、採卵、受精、肺培養、移植、着床、胎嚢、心拍・・・といくつもの段階を辿ります。段階の途中でうまくいかないことも多く、段階を踏むたびに、今回はうまくだろうか、うまくいっても、次の段階は大丈夫だろうか、と常に不安と期待を繰り返します。初めて採卵できた時、初めて受精できた時、初めて凍結できた時、少しずつですが着実に前回よりもいい結果が得られていたのでその時は一緒に喜び、気持ちは前向きになっていました。うまくいかなくても頑張って漢方薬を続けて頂いていたので、身体が整っていたのでしょう。移植は初めての1回のみで無事ご妊娠されました。
私たちは、漢方薬の処方にあたり、婦人科系の直接的な原因があれば、それを中心に考えつつ、直接的な原因がなくても、妊娠しにくい原因を探るため、体調・体質、食生活、ストレスなど、じっくりお話をお聞きしています。身体の状態を全体的に捉えた上で、数ある漢方薬の中からその方に合う漢方薬を考えていきます。
また、妊活は心も身体も緩ませることが大事と感じています。漢方薬で心と身体を緩ませることは可能ですが、ご相談の中で、不安や期待を繰り返して疲れている心の中を吐き出してもらい、良い兆しは一緒に喜び、ご相談の最後には緩んで帰って頂きたいなと思っています。
漢方薬の処方のため、心のデトックスのため、これからもたくさんお話をしてください!
むつみ薬局は銀座にございます



